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ホバート市その近隣



タスマニアの州都、ホバート (Hobart)。州政府関係の事務所やタスマニア州立大学などもある人口18万人の街。オーストラリアの都市の中では2番目に古い歴史(1番はシドニー)がある。

街の中は車から見たくらいですが、商業都市ではないので人々の活気は少ないように見受けられます。またランドマークになるような特徴のあるものもなく、小さな静かな地方都市といったイメージです。


サラマンカ・プレース(Salamanca Place)

だ捕鯨が盛んだった1850年半ばに漁業用の倉庫として造られた建物(タスマニア砂岩で造られている)を再利用したショッピングモール。内部を改装し、1階部分はカフェ、画廊、クラフトショップ、食料品などのお店が入り、2階以上は事務所などに使われています。

写真ではなんの変哲もないところですが、毎週土曜日にはこの駐車場で青空市場が開かれ、観光客も含め買い物をする大勢の人出で賑わい、タスマニアでは有名な場所とのこと。

   



ホバートから車で30分ほどの距離に、ボノロング野生動物園 (Bonorong Wildlife Park) があります。

カンガルー、コアラ、タスマニア・デビルなどオーストラリア固有の動物が、自然に近い環境で飼育されています。
ボノロング野生動物園にリンクします



●●● ホバート近郊には、美しい自然に溢れたタスマニアがいっぱいです。 ●●●

ゆるやかにアップダウンしながら続く車道の両サイドは、途方もなく広い野っ原に牛や羊が放牧されています。オーストラリアの畜産は放牧飼育が基本で、日本のような牛舎は使わないそうです。日本でもタスマニア産ビーフがスーパーで売られています。

この写真も、実は真ん中あたりに100頭を軽く超える数の羊がいるのですが、こうやって写真で見ると白っぽいゴミのようにしか写っていません。


左側の丘の中腹で白くなっている部分は、ポピー(けしの花)畠です。病院などで痛み止めに使用するモルヒネの原材料として、州政府の認可を得た人だけが、車道や人家から離れた牧場のなかで、ポピーを栽培しているのだそうです。


リッチモンド市 (Richmond)はホバートから車で20分ほどのところにあります。囚人によって作られ現存する最古の石造りの橋と、タスマニアで初めて建てられた砂岩造りのカトリック教会があることで有名です。


囚人によって作られた橋では、現存する最古のもの。1823年から2年間かかったそうです。
タスマニアで最も古い砂岩造りのカトリック教会。手前の大きな木は、ブルーガムという種類のユーカリ。



リッチモンドは大きな樹木の多い歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気の町です。11月下旬の春の陽光を受けながら、個人の家、公園、広場などあちらこちらで美しい花が咲いていました。


 (写真はクッリクで拡大します。)
アーモンド 白ボトルブラシ ゼラニウム
アーモンド。実がいっぱいなっています。

ボトルブラシ。花房がビンの内側を洗うブラシの形に似ている。
色とりどりのゼラニウム
ガザニア コショウの花 コショウの木
ガザニア
コショウ(胡椒)の花
 
コショウ(胡椒)の木がこんなに大きいとは知りませんでした。
 
 ミモザアカシア 赤コショウ   
ミモザ(ミモザアカシア)。オーストラリアでは「Wattle」(ワトル)と呼び、国花です。
 レッド・ペッパー(赤胡椒)
 



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