済州島 基地建設と闘う住民たち(2)
●2011年9月3日



座り込みの1日が始まる


●朝6時、「おきろー」という声で、座り込みの1日が始まります。食事を作る人、掃除をする人、それぞれに役割に従って行動しています。集会参加のためにやってきた人たちは、眠たげな眼で、顔をあらっていました。



●朝食のメニューは、おにぎり、冷たい野菜スープ、キムチでした。



●座り込みに参加している宗教団体(たぶんキリスト教だと思うのですが)が、朝のお祈りをしています。






●こちらはソウルから来た大学生の団体です。座り込みをしている人たちに、応援のアピールです。



●鉄塔の上のコ・グォニル委員長にも、シュプレヒコールでエールを送ります。



●午前10時30分から記者会見が始まりました。昨日のフェンス建設強行と逮捕に抗議し、基地建設を止めるために座り込みを続ける――という内容のようです。記者会見に参加したのは、民主労働党・進歩新党・民主党などの済州島の責任者です。



●宣言文を読み上げます。


警察による封鎖強行




●午後1時30分、大量の警察官が座り込みの場所に侵入し、阻止線を作りました。



●住民の抗議が始まります。



●警察に体当たりする女性。



●午前中に座り込みを訪問したソウルの学生たちが、周辺を見学して戻ってくるところでした。警察の阻止線は、この学生たちを止めるためのものだったようです。1人、2人なら通れるが、団体は通れないという状態が続きます。



●住民のリーダーが、警察に抗議します。



●わずか30人程度の女子大学生に対して、200人ちかい警察官が、2重、3重に阻止線を張りめぐらしています。



●阻止線の合間から、住民が学生たちに、キンパ(韓国の海苔巻)が差し入れられました。



●警察の盾に寄りかかって、キンパをほおばる学生。



●警察と住民代表の交渉の末、学生たちは来た道を戻ることになり、警察は分厚い阻止線を解きました。ところが、警官が待機場所に帰るために、座り込みの場所に再度侵入してきたのです。



●住民や支援者が、警察を止めようとして、あちこちで押し合いが始まります。



●住民は、座り込み場所への道を、ワンボックスカーとトラックで封鎖し、警察の侵入を押しとどめました。



●その後も、にらみ合いが続きます。


韓国全土から200人がオルレに参加



●3日の午後には、済州島の基地建設に反対する全国規模の行動として、「平和よ、歩こう。巡礼に行くか?」が行われました。済州島の外周には、「オルレ」と呼ばれる道が整備されています。「オルレ」は、もともとは、家の門から村道まででる小道の意味のようですが、現在では済州島を一周するトレッキング・コースの呼び名となっています。
 この日は、全国の民衆運動・市民運動・労働運動・宗教団体などの関係者200人が済州島を訪れて、オルレ第7コースを歩きました。



●200人の参加者が、空港から到着しました。



●歓迎の横断幕や、済州島の民俗お面が、全国からの参加者を出迎えます。



●韓国平和運動の指導的立場にある、ムン神父から参加者にメッセージ。






●オルレ第7コース巡礼のスタートです。



●済州島独特の海岸線を見ながら、参加者は2時間ちかいトレッキングを行いました。



●到着場所は、「カンジョン運動場」です。ここで、夕方からここで平和コンサートが行われるのです。入口では、カンジョンの女性たちが、出迎えてくれました。
 「日本から来ました〜」と挨拶すると、拍手で歓迎してくれました。



●一般道から運動場へ入る所に突然警察が殺到し、塞いでしまいました。



●警察が阻止しようとしていたのは、韓国の民俗楽器を手にしたグループでした。



●主催者が警察に阻止線を解かせて、その間を音楽グループが会場に入ってきす。



●警察は、いつでも襲いかかれる態勢です。



●運動場に入った、音楽グループが演奏と歌を始めました。



●会場の人たちも参加して、輪を作って踊ります。



●コンサートが始まりました。









●コンサートは4時間近く続きました。最後に、参加者が「風灯」を空に飛ばします。





(1)へ
(2)へ
(3)へ
TOPへ