HF-2050 |
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番号 | 種別 | 内容 | 対応 |
1 | − | レストアメニューの実施 | メカニカルな部分が無いので、フロントパネルのワックスがけ、タッチアップのみ実施 |
2 | 修理 | 受信周波数が若干ずれている | 基準発信100KHzをカウンターで測定すると、100,000.021Hzだった。カウンターのゲート時間を10秒で測定したので調整が難しく、SSG(0.01ppm)とリサージュ波形で周波数比較をして調整、100,000.000Hzに合わせた。 |
3 | 改善 | 電源の発熱対策 | 受信機右側に配置されている電源ユニットのパワートランジスタからの発熱が大きく、@AC100Vで稼動させパワートランジスタの損失を少なくした(電圧範囲:AC110V±10%)、A受信機下部からFANで風を吹き上げた(上部が塞がっているので上部からの吸出しはNG)。これにより、長時間運用に耐える温度上昇となった。 |
4 | 修理 | FAULTランプ点灯 | 電源をONして暫くすると受信音が一瞬途切れFAULTランプが点灯する。仕様によりFAULTランプは点灯したままとなるが、受信音は復旧し機能に問題はない。 DEBUG CODEを参照("0"押下)すると次の表示。 DEBUG2 -- 001 DEBUG3 -- 004CH マニュアルから、A5 Synthsizer基盤に次の問題の可能性がある事が判明。 96MHz LEVEL (レベル低下) 48MHz LOL (ロック外れ) LOOP1 LOL (ロック外れ) 2MHz Presence (無信号) ⇒調査の結果、OCXOの発振が途切れる事が判明。 ⇒OCXO内部の故障箇所特定中に完全に受信が出来なくなった。原因はOCXO内のRFアンプ(MC1580G)の不良。交換後、復旧したが、FAULTが点灯する現象は解消せず。 ⇒調査の結果、OCXO内の水晶発振回路の発振が止まる事が判明。原因を発振TRもしくはバッファーTR(2N918)と推定し交換したが症状は変わらず。 ⇒原因を水晶のアクティビティー低下と断定し修理を断念。 ⇒ネットで探した結果、10MHz、発振出力0.5VP-P、VCC15VのTCXOがあったので交換し復旧。 |