スロヴァキア:民俗楽器とダンスの旅 '98 -2-

* ジェトヴァ *


7月10日金曜日。いよいよジェトヴァです。

Hotel DETVAは観光客で込み合っていました。
バスターミナルのすぐそばなので便利ですが、
フェスティヴァルの会場まではバスで4区間もあります。

乗合バスは増発されていますが、どのバスも超満員でした。




Detva(ジェットヴァ)のフェスティヴァルの象徴:マーイカ


入場料金は3日聞の通し券が300ksでした。

20ksにしてはりっぱなプログラムの表紙には
“第33回ポラナ山の麓の民俗祝典祭”と書かれています。

“ポラナ山の麓の”というのは、演目が紹介される度によく耳にし、
ポラナ山の麓で暮らしている人々のためのフェスティヴァルなのだ、
という印象をもちました。

公式的な感じのヴィホドナのフェスティヴァルと比べるとかなり地域的で、
日本の盆踊りに近いように思われました。


会場いっぱいの人、人、人

フェスティヴァルに集まった人。
近所の人。スロヴァキア内外の人。



初日、夜の野外創場は内外から集まった人々で埋め尽くされていました。

アメリカ人などの観光客もいましたが、
エプロンをつけたままの近所のおばさんもいました。

ステージでは踊りの合問に司会者がなにか面白いことを言って聴衆を笑わせます。
司会者が何か言うと聴衆が「それで?」などと応じ、
司会者か落ちをつけて会場は笑いの渦となります。

そのやりとりが面白く、私も一緒になって笑っていたら、
スロヴァキア語がわかると思われたのでしょう、
隣のおばさんが笑いの止まらない顔で何か話しかけてきました。
私が首を横に振るとなーんだ、と残念そうでした。

親しくしてもらえたのが嬉しかったのでお返しにと思って、
帰りに、「明日もいらっしゃるのですか?」とスロヴァキア語で言ってみたら、
かなりきちんと言えたと思うのに、
「ごめんね英語はわからないの」と言われてしまいました。


ステージ

2日半、朝から晩まで、雨が降らない限り
このようなステージが続けられる。






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