遊行柳ゆぎょう 

昔この地に大きな柳の老枝があって、幹部が朽ちても枝葉が茂り、それが珍しく「朽木柳」といわれて歌枕にもなっていた。御所の襖に画かれた柳の絵を見て、西行が道のべ・・と詠んだつまり画賛である。それがあたかも実在するかのように伝えられていった。・・・という説もあるが真実は?

西行が詠んだ「道のべに清水流るる・・」の歌を主題に室町時代後期、観世信光が謡曲「遊行柳」を創作した。これにより芦野の柳は「遊行柳」としてひろく世に知られるところとなり、歌枕の地となった。



田一枚うゑてたち去る柳かな


田圃の中にある伝説の地


別名「朽木の柳」への入り口


狭い処だが燈篭やいろんな碑がある


遊行柳(昭和30年代に植えられたもの)


史跡「遊行柳」の碑


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室町時代に遊行上人がこの地に立ち寄ったとき柳の精が現れ、上人から念仏札と十念を受け、
草木なりとも成仏したという伝説から遊行柳と呼ばれるようになったという。

                                                              


柳越に遊行庵




芭蕉句碑
                                


道野辺に清水流るる柳陰しばしとてこそ
立ち止まりつれ
・・・西行歌碑


柳散り清水涸れ石処々
蕪村句碑


上の宮神社より遊行柳


上の宮神社(芦野温泉神社)


上の宮神社の大銀杏


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北方の山には白河の関がある


遊行庵より柳と大銀杏


遊行庵に掲げられていた「奥州街道」の歌
小サイズで撮ったため内容が読めない、ネットで調べても
解らずもう一度行って撮ってくるようか・・・


CR-Vのみの駐車場と遊行庵(左)右の建物は工房

 

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