野球場正面の坂の下にある沼で、魚を捜してじっとたたずんでいるアオサギ。

長い首をまっすぐに立てたまま、しばらく同じ姿勢で動きません。冬の散歩道での一コマ。

両脇に白く見えるのはガマの穂綿。古くはこの綿毛を蒲団に用いたそうです。

なお、アオサギはシラサギと合わせて 「サギ」のページで特集しています。

神社の赤い鳥居を出て坂道を登り切ると、かつては雑木林があり、そこからよくキツツキのドラミングの音が響いてくるのでした。

これはそのころ望遠で撮った写真です。

その林はバイパスの通り道になって、切られてしまいました。

今はさらに奥の林から時々ドラミングの音が響いてくるのですが、直接至近距離で見ることはかないません。

頭から背中にかけてと羽根の色が深い青、腹部は鮮やかな赤の印象的なこの鳥は、時々見かける割に名前がわかりませんでした。

上段の左側は我が家の裏庭で、上段の右側は散歩中に野球場の土手の上で撮ったもの。 下段の左側は散歩中の道路際で、同じく下段の右側は隣家の屋根の上に止まっているところです。

この鳥の鳴き声の良さは、散歩道で耳にする鳥の中ではピカイチです。それで調べているうちにイソヒヨドリだとわかりました。

オスもメスも、それぞれ鈴を転がすようなきれいな声で複雑なメロディーをかなでます。

別種だと思っていたら同じイソヒヨドリのオスとメスだったのにも驚きました。

５月から６月にかけて早朝に神社の森を通ると、３日に一度の割合で鳴き声を聞くことができます。

散歩道では毎朝いたるところで、ウグイスの声が甲高く響き渡っています。それなのに姿を見せることはめったにありません。

それでこの２枚は貴重（？）な写真なのです。

どちらも体育館下の四阿の周りで撮った写真。

右側は、鳴き声のする方を見やると珍しく枝先でさえずっていたのでたまたま撮ることができました。春先でまだ葉が茂っていないのも幸いしました。

これも野球場の下の沼での写真。

オシドリ夫婦とたとえられるわりには、実際の鳥は冬ごとに毎年パートナーを替えるそうです。

抱卵もメスのみが行い、育雛も夫婦で協力することはないとのこと。

メスの後ろを泳いで行くオスの姿は、散歩道で目にする鳥の中では一番派手です。

散歩の途中で二度大川を渡るのですが、これは川下の六道橋から眺める風景。

カルガモはこの堤防の淵でよくたむろしています。

カルガモについては 「カモ」のページで特集しています。

私の住む折壁地区は、海のある隣の気仙沼市から15kmほど離れているのですが、大川をさかのぼって時々カモメが飛んできます。

田んぼで蛙でも捜しているのでしょうか。

どこにでもいるカラスです。

この写真に写っているのはハシボソガラスですが、ハシブトガラスもよく見かけます。

カワセミは動きが素早く、写真に納めるのは難しい鳥です。

この時は野球場の下の沼でカルガモを撮ろうと構えていた時に、たまたまカワセミが飛んできてガマの枯れ枝にヒョイと止まったのでした。それで焦点をカワセミに移動して夢中でシャッターを切ったのですが、望遠のせいもありピンぼけです。

この場に３秒と留まっていず、次のシャッターを押そうと思った時にはもうどこかに飛んで行ってしまいました。

ジイーン、ジイーンと鳴いているカワラヒワ。どこにでもいるのですが、これは野球場の土手の上の植え込みの枝先。

カワラヒワについては 「カワラヒワ」のページで特集しています。

散歩で神社の森を通ると、ほとんど毎朝キジが鳴いています。

「ゲッ、ゲーッ」と聞こえる上品とはいえない大きな鳴き声は、すぐ間近にいる感じなのですが、姿はめったに現しません。

上段の写真は神社を過ぎて坂道のカーブを登っている時、すぐ後ろで「ゲッ、ゲーッ」と叫ぶ声がしたので振り返ると、木の間からこちらを見ているのでした。

あわててカメラを構えると逃げはじめたのですが、その後ろ姿です。

下段はその神社の森に入る手前、体育館の後ろの草地での写真です。

この時は２羽のキジがにらめっこ（？）をしているのでした。それで私に気づくのが遅れたようです。

シャッターの音で私に気づいたのか、２羽とも今度は仲良く並んで藪の中に逃げ込んでしまいました。

ヤマバトと言う方が多いのですが、正式にはキジバトなそうです。キジのメスに似ているからとのこと。

大川の上に架かる電線に止まっていました。

毎朝散歩の折神社を通り過ぎると、坂道の奧の森からデデッポッポーと鳴くその深みのある声が聞こえてきます。

これも野球場の下の沼での写真です。

コガモは冬に越冬のために渡ってきて、２月から３月にかけて帰って行くので、これも冬場の写真です。

「小型のカモ」からの命名だそうですが、カモの仲間では一番小さいそうです。

こうして群れている間につがいが形成され、春先には繁殖地に渡って行くのだそうです。