室根山のふもと |
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この3月から4月にかけて、『春夏秋冬』という「いわて高校退職者の会」の交流誌を編集しました。そのあとがきに添えた文章です。前半はすでにホームページでも紹介済みの話なのですが、昨年1年間の主なできごとのまとめですのでご容赦ください。 こ の 一 年はじめに 「光陰矢のごとし」ということわざを小学校5年生の時に教わった。時は矢の飛ぶような速さであっという間に過ぎてしまうので、時間をぼんやり無駄遣いせず、勉強に精を出すんだぞ、後でしまったと思っても取り返しがつかないんだからな、と。しかし当時は、授業時間が長くこそ感じられ、時の経過に速いという実感を持つことはあまり無かった。だからこのことわざも、後半の「勉強に精出せ」を強調するための方便だと思っていた。 08年3月末、退職記念に家族3人でバリ島に旅行した。その時の第1の思い出は、サヌールでパラセーリングを体験したこと。ボートに引かれて気球が砂浜から浮かんで上昇し始めたときは、久しぶりに胸が高鳴った。町並みや海辺の景色、そして広々とした海原が一望の下に見渡され、次々と足下を流れ去っていくのがダイナミックだった。
ウブドではバリ舞踊を鑑賞した。竹製の楽器の弾むような演奏に合わせて踊られる舞踊は独特で、腰を落としたまま、左右にスライドする首の動きや、くりくりした目を見開いたままリズムに乗って素早く踊る姿は、とてもかわいらしかった。ただ、この子たちは10歳前後と思われ、ちらっと、こんな子どもたちを夜に働かせていいのかな、という思いもよぎった。 5月には一関市で、平和憲法を守る 井上ひさし氏の講演会 があった。 日本国憲法は、世界の歴史によって奇跡的に生み出されたものであること、1999年、100ヶ国以上で開かれた第3回国際平和会議は、行動原則の第1条で、「 各国議会は、日本の憲法第九条にならい、政府に戦争を禁止する決議をすべきである 」とし、日本国憲法は世界の目標になった、というのが印象的だった。 8月には青森で高生研全国大会があり、今年2月には秋田で高生研東北ゼミがあった。 全国からの参加者や、東北地方の仲間と出会い、私はこの高生研で育てられたから、38年間の教員生活を全うできたんだなあ、と改めて思った。現場の課題に果敢に挑みながら、情熱的に教育実践を積み重ねる先生方の意気込みや、その分析を通じて新たな実践動向を探る営みは、他では得られない醍醐味がある。これからもしばらくは参加し続けようと思っている。 退職にあたって妻は、「お父さん、退職しても弁当を作ってあげるからね。」と、あたたかい(?)心遣いを忘れず、家にいてほしくない様子がありありだったが、3月に隣の気仙沼市の施設からパンフレットをもらってきて、私の退職生活に向けてさまざまの提言をしてくれた。 7月には東磐井合唱祭、9月には一関市合唱祭、11月には室根町音楽祭と、3度発表会があった。少人数ながら気心の知れた会員のみなさんとの、週1回の練習が楽しみになっている。 ホームページを開設 昨年4月にホームページを開設した。朝の散歩で撮りためた花や鳥の紹介などが主だが、月に3回をめどに更新してきた。社会性が弱いのが少し引け目なのだが、週に3回、ほぼ1時間かかる早朝○○もこなしている。
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