2010/3/27 12:23
今日のひとこと 7
思い出したくない思い出は 思い出さないから大丈夫
これを言われた直後は
はぁ〜??
という気持ちでした。
すぐにメモらなかったから、
何がきっかけでそう言われたのか分からないです。
朝から掃除・大量の洗濯・夕食の仕込み・大量の洗濯物干しを
ほぼ並行してやっていたのですが
手や足を動かしながら、
とりとめもない事をあれやこれやと考えていた時に
あたかも私の考えていた内容に応えているかのように言われました。
はぁ? なんだそれ?
そうとしか思えませんでした。
私にだって思い出したくないことが少なくとも1つはあります。
二度と思い出したくないのに、何かのきっかけで思い出しては
また事の発端からさかのぼって、当時の光景までをも思い出しては
悲しくなったり、悔しくなったり、怒りが再び込み上げてきます。
殊に、子供に関する事で、悲しい思いをした事などは
忘れたくても忘れられません。
当事者の子供は、もう癒えていて、普通に生活をしているのに
私は当時の子供を思うと、
何も知らなかったとはいえ、
何一つリアルタイムでしてあげられなかった事に
自己嫌悪を感じ、涙も出てきます。
自分のことなら忘れられる
自分は良い、でも子供は・・・
後から事実を知った時の後悔と悔しさ。
本人は心身ともに逞しくなっているのに
私だけが取り残されて、しつこくも、思い出しては
いつまでも心が痛いのです。
できる事ならば当時に戻り、何としても守ってあげたい。
思い出さなかったら忘れていたのに
こんな声を聞いちゃったから、否応なく思い出してしまった・・・
思い出すたびに辛い。
それなのにあなたは、そんなことを言う。
なんで? 意味分からない。
でも不思議なんだけれど
ずっと長いこと憎しみに似た気持ちがあったのに
たった今までずっと続いていたのに
これを書いている最中から
少しずつ嫌な気持ちが薄らいできています。
そんな単純に、
そんなカンタンに事が運ぶなら苦労しないと思うけれど
信じられないけれど、まったく苦労なく
単純作業のように自動的に安らいでくるのを実感しています。
ほんとに単純
何にもしていないし、意識もしていない。
私はうたぐり深く頑固だから
「私に限っては」そんなこと通用しないだろうと思うことが沢山あって
これもそのひとつだったけれど
カンタンにコロリとやられました。
びっくり。ほんとにびっくりしています。
楽になりたかったんです、ずっと。
だから声を聞いて良かった、
いや、 言ってくれて、教えてくれてありがとう。
そう思うと、
長年こんなに苦しかったのに
「この程度のこと」は
「思い出したくない思い出」というほどのものではなかったんだ・・・
そう思った時、また言われました。
忘れたくても忘れられない事は、忘れる必要が無いよ
と。
今の私には、なんとなくわかります。