Digital Color Machine
 Digital Color Copy Machine

 世界初のデジタルカラー複写機を発表
1980年代初頭、カラー原稿を信号に変換するカラースキャナー、演算用CPUとカラー演算処理した信号をカラー画像としてプリントアウトするカラープリンターからなる世界初のデジタルカラー複写機を開発し、ホテルオークラで行われた東芝技術展に発表しました。この東芝技術展に出展するため一週間程度会社に寝泊まりして調整した苦労話も掲載しています


 デジタルカラー複写機の概要
Xerox開発途上のアナログ複写機に対し装置の小型化を図るため、最も大きいスペースを必要としたスキャナーを現在のスキャナーの標準になった(開発段階の)カラーCCDとSelf Focusレンズを組み合わせた世界初の薄型カラースキャナーを開発し、搭載しました

カラー演算には大量の半導体メモリが必要なため、何段も重ねたハイブリッドメモリを使用しています。また、プリンターは比較的環境安定性に優れた微細画点記録ができる感熱転写の記録方式を採用ししています


 Xerox監修の「Xerox」で紹介される
1983年、当時世界最大のビジネスショーである西独ハノーバーメッセイに出展し、大きな反響が得られ、当時のXerox社出版の本にも紹介されています


 世界初デジタルカラー複写機C503の製品化
1985年、現在のデスクトップカラー複写機の原型となった世界初のデジタルカラー複写機の製品化(C503)に踏み切っています