1981年世界初のデジタルカラー複写機
    ホテルオークラにおける東芝技術展に出展

世界初のデジタルカラー複写機

    1983年には西独ハノーバーメッセイに出展
東芝技術展で生じた種々の装置上の改良必要点を改善し、出展。大成功を収めました。

    東芝技術展出展前の苦労話
出展一週間前には、全員交代で会社に宿泊または会社が用意した簡易宿泊所で仮眠を取り、開発調整しました。この調整の時にCCDセンタサーの熱でCCD出力が変動し、装置を運転している最中に色が大きく変動する欠点が露呈しています。急遽、上の写真では見えませんが、スキャナー下部と装置下部に大きな穴を開け、ファンで強制空冷して対処しました。何とか出展に耐えられる状態になりましたが、出展中は室内温度の上昇など大変気を遣いました。また、色の変動に耐え得るカラー原稿を探すことも一苦労でしたが、無事に乗り切れたときはホットしました。

世界初の新規搭載技術
1.デジタル記録技術        2.薄型カラースキャナー 
  [1,0]2値のカラー転写記録     カラーCCD
                             セルファックレンズ
3.カラー演算処理          4.カラー演算処理用メモリ
  減法混色Yellow,Magenta,    ディザパターン処理ハイブリッド
  Cyan,Blackのカラー演算      高密度メモリ

世界初のデジタルカラー複写機による
カラー画像