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◇その他のSVOO
Could I ask you a question? 質問しても宜しいでしょうか。
S V IO ----DO----
= Could I ask a question of you?
S V ----O----- --A---
May I ask you a favor? ひとつお願いをしてもよろしいでしょうか。
S V IO --DO---
= May I ask a favor of you?
S V ---O--- --A---
I asked her to go. (直接)彼女に行くように言った。
S V IO -DO--
≒ I asked that she (should) go. (第三者を介して)彼女に行くように要請した。
S V -----O(that節)------
John played us a trick. ジョンは私達をペテンにかけた。
S V IO --DO---
= John played a trick on us.
S V ---O--- --A--
He bears me a grudge. 彼は私に恨みを抱いている。
S V IO ---DO---
= He bears a grudge against me.
S V ---O---- ----A-----
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◇SVOCに類似するSVOO=「SVO+to do」
本サイトでは、文型SVOCを理解し易くする便宜のために、
文の見掛け上の形からSVOCと見做して取扱っています。
具体的には、他動詞の目的語Oと補語Cに相当する語句との間に
意味的な「主語+述語」の構造が成立する場合にはすべてSVOCと見做して解説しています。
しかし厳密な解釈が要求される場合、SVOCとして取上げている例文の中には、
以下のようにSVOOであると解釈すべき文も含んでいることを
お知りおき下さい。
以下の型についての詳しい解説は、
◆基本5文型例文集◇見掛け上SVOCの真の文型 9 advise型はSVOOを参照して下さい。
I told him to see a doctor. (a) 彼に医者に診て貰うよう伝えた。
S V IO -----DO-------- (真の文型)
= I told him that he should see a doctor. (b)
S V ---O---
S V IO -----DO(that節)------------
≒ I told him to see a doctor. (c)
s --v--- ---o---- (意味的な文型)
S V O --C--- (見掛け上の文型)
(a)の「to see〜」を「that〜」に書換えた文(b)を比較してみると分かるように、
(a)のto不定詞「to see〜」は(b)の直接目的語DO「that節」と同じ働きをしています。
従って、(a)の真の文型はSVOOです。
しかし、「him+to see〜」=意味的な「主語+述語」である点に着目すれば、
(c)のようにSVOCと見做すことも可能です。
I persuaded him to come. (d) 彼に来るよう説得した。
S V IO --DO--- (真の文型)
= I persuaded him that he should come. (e)
S V
S V IO --DO(that節)-------
≒ I persuaded him to come. (f)
s --v----
S V O --C---- (見掛け上の文型)
(d)の「to come」を「that〜」に書換えた文(e)を比較してみると分かるように、
(d)のto不定詞「to come」は(e)の直接目的語DO「that節」と同じ働きをしています。
従って、(d)はSVOOです。
しかし、「him+to come」=意味的な「主語+述語」である点に着目すれば、
(f)のようにSVOCと見做すことも可能です。
Police advised people to stay home. 警官は人々に家に居るよう忠告した。
S V IO -----DO-----
Father taught me to swim. 父は私に泳ぎを教えてくれた。
S V IO --DO---
I warned her not to walk home alone. 彼女に一人で帰宅しないよう注意した。
S V IO ---------DO-----------
次の文はSVOCと見做すことはできません。
She promised (me) to keep the secret. (g) 彼女は私に(彼女が)秘密を守ると約束した。
s ---v--- ----o----- (意味的な文型、to keep〜の意味上の主語はShe)
S V (IO) -------DO--------- (真の文型)
= She promised (me) that she would keep the secret. (h)
S V ----O-----
S V (IO) -------DO(that節)------------- (真の文型)
She promised me to keep the secret. (i)
× s ---v--- ----o-----
× S V O ---C---
(g)の「to keep〜」の意味上の主語は文の主語Sheであり、
「me+to keep〜」≠意味的な「主語+述語」なので、
(i)のようなSVOCと見做すことはできません。
■「advise型動詞+O+to do」の真の文型
advise、promise、teach、tell、warnなどの「xがyにzを告げる」という意味の他動詞は
「SV+IO+DO」の型をとります。
I advised Mary to wait. 私はメアリーに待つように忠告した。 @
s ---v---
S V IO --DO--- (真の文型)
= I advised Mary φ to wait. A
s ---v--- (φは脱落したto waitの意味上の主語)
S V IO -DO(補文)-
= I advised Mary that she (should) wait. B
S V
S V IO ------DO(that節)------
≒ I advised Mary to wait. 私はメアリーに待つように忠告した。 C
s ---v---
S V O ---C--- (見掛け上の文型)
厳密には、DO(補文)のφの位置にあるべき述語「to wait」の意味上の主語「her」が
脱落した形です。
@は「SVO+to do」の形から「Mary+to wait」=意味的な「主語+述語」であるため、
Cのように「to wait」を目的格補語CとするSVOCに見えますが、
Aの「advise+O+to do」の文をBのように「advise+O+that節」の文に
書換えてみるとSVOOであることが分かります。
@の直接目的語DOである「to wait」は、Aのネクサス目的語(補文)DOである
「s(主語)+to wait(述語)」から「to wait」の意味上の主語sが脱落したものと
考えることができます。
この場合の「to do」の用法は、ネクサス目的語(補文)に於ける意味的な述語であることから、
名詞的用法ではなく、動詞的用法であると言えます。
to不定詞の動詞的用法については、
◆基礎知識 ◇to不定詞の用法 (4)動詞的用法
を参照して下さい。
尚、ネクサス目的語(補文)とは、意味的な「主語+述語」の構造を持つ目的語のことです。
詳しくは、
◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 (1)補部構造とネクサス目的語(補文)
を参照してください。 ■
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◇SVOOに類似するSVOA=「SVO+that節」
SVOOの直接目的語DOの位置にthat節がくる「SVO+that節」の場合には、
「SVO+of that〜」のofが脱落したと考えられるSVOAである場合があります。
SVOAのA(that節)は義務的な副詞語句です。
義務的な副詞語句は、文の意味を完結するために必要な副詞の働きをする語句のことで
省略できません。
I convinced him of her sincerity. (a) 彼に彼女の誠実さを確信させた。
-------← ←--------------
S V O -------A--------
= I convinced him φ that she was sincere. (b)
-------← ←--------------------- (φは脱落したof)
S V O -------A(that節)------- (真の文型)
I convinced him that she was sincere.
× S V IO -----DO(that節)-----
(a)と(b)を比較してみると、(b)のthat節は直接目的語ではなく、
(a)の義務的副詞句of her sincerityと同じ働きをしているのが分かります。
(b)は「of+that節」のofが省略された形です。
I persuaded her of his honesty. 彼が正直者であることを彼女に信じさせた。
S V O -------A------
= I persuaded her φ that he was honest. (φは脱落したof)
S V O -------A(that節)----- (真の文型)
I persuaded her that he was honest.
× S V IO ----DO(that節)----
Mary reminded me φ that we had met before. (φは脱落したof)
S V O -------A(that節)--------- (真の文型)
メアリーは私達が以前会ったことがあることを思い出させてくれた。
cf. He reminded me of my promise. 彼は私が約束したことを思い出させた。
S V O -------A-----