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ヒロ資源管理研究所は、地域に貢献することを目的としています。

TEL. 080-8211-5317

〒028-7904 岩手県九戸郡洋野町小子内3-2

研究所方針

研究所方針

 岩手県内の沿岸漁業は、東日本大震災以後は漁業者の減少と漁獲量の低迷といった状況にあります。
 定置網漁業に依存していましたが、秋サケの低迷に加え、スルメイカなど回遊魚の漁獲も減り、漁協経営はたいへん厳しいものがあります。
 リアス式海岸を利用した養殖産業も、地球温暖化に伴う海水温の上昇と病害虫の発生などにより以前のように安定した産業でなくなってきています。
 漁船漁業も漁獲効率の高い漁具と漁船設備の改修に加え、これも地球温暖化のせいで資源全体が減少しており、経営が難しい状況にあります。
 こうした沿岸漁業全般が低迷する中で、資源を最も管理しやすいウニ・アワビといった磯根漁業は最大持続生産量を継続することが可能です。このお手伝いをして漁業者の所得向上と国民への安心・安全で美味しい水産物を届けること、加えて岩手を中心とした水産業への貢献を方針としています。


所長メッセージ


 八戸水産高校無線通信課を卒業後、トロール船、ニュージーランドイカ釣り船に乗船し、20歳で地元洋野町(旧種市町)の小子内浜漁協に就職。翌年全国漁業協同組合学校に入学、種々の実務を学び卒業しました。
 職員でありながら、毎年十数回の潜水調査を実施して、特にキタムラサキウニの生態・成長、生息場所、むき身の有効な利用手法については研究機関レベルの知識があります。
 昭和63年には、全国漁村青壮年婦人活動実績発表大会で農林水産大臣賞を受賞、30分の映画にもなりました。
 平成7年に岩手県漁連に移籍、平成19年には一般社団法人岩手県さけ・ます増殖協会に出向、岩手県定置漁業協会の事務も担当し、経理システム、さけの各種日報システム(うち定置網サケ漁獲日報)、ホームページまで作成して貢献、平成30年7月に県漁連久慈共販所に異動し、令和2年3月に退職して、2020年度内に研究所を立ち上げました。
 東日本大震災以後は、漁業者の減少、サケを始めとする回遊魚の激減で漁業者及び漁協は大変な時期に来ております。自分に何が出来るだろうかと問うた時、地先沿岸のウニ、アワビを最大限に活用できる研究、調査、指導をしたいと思いました


 九戸地区の中でも洋野町は特にウニ・アワビを主とした沿岸漁業で生計をたてております。素潜り漁法で漁獲することから、獲り過ぎないように自主的に管理はしているものの、最大限に活用できているかは検証を要します。加えて久慈・野田以南は潜水漁法ではなく箱メガネとカギ・タモ漁法であり、同じ目線で潜水して比較調査をして、写真や動画で調査結果とともに検証し、これを継続していくことで漁場を最大限に活用出来ます。
 当研究所が漁業者の皆様に必要不可欠であり続けることと、消費者に喜んでもらえる新鮮で美味しくて安心・安全な水産物の供給のお手伝いができ、加えて漁業所得の向上に伴い後継者が育つことで水産振興に寄与することが目標です。


主な資格
 潜水士、一級小型船舶操縦士、乙種第四類危険物取扱者、移動式クレーン、床上操作クレーン、
 大型自動車、大型特殊自動車、自動二輪(中型)、フォークリフト
 3級無線通信士、二級パソコン技士

技術
 アワビ…年齢査定、生殖腺・肥満度測定、
 ウニ…年齢査定、むき身歩留り調査、


研究所沿革

2020年
当面は個人事業主

バナースペース

ヒロ資源管理研究所

〒028-7904
岩手県九戸郡洋野町小子内3-2

TEL 080-8211-5317
FAX 0194-67-2414

Email kc3zt2@bma.biglobe.ne.jp