バリ島ゴルフ旅の記録
1)2006,2007年の旅(3)

レギャンビーチから見る夕日 

ビーチ地区での休日    バリ島ゴルフ旅の実績<ジャワ島からの訪問は除く>
    1.2001年12月29日〜2002年01月04日
    2.2004年12月28日〜2005年01月06日
    3.2005年12月27日〜2006年01月07日
    4.2006年06月19日〜2006年06月25日<ニ木会>
    5.2006年12月26日〜2007年01月09日
ハンダラ・コウサイドー(1)
ハンダラ・コウサイドー(2)
後書き・参考資料
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========= ハンダラ・コウサイドー(2) =======

1月3日 : 仲間5人が帰国

あでやかな花(1)  あでやかな花(2:紫陽花)

昨夜の睡眠も不足気味で疲れが蓄積してきているものの、信じがたいことが続いている。疲れもピークか?、胃のもたれのためか?、胸の辺りに違和感が強いので気にしながらのプレイであったが、1.5ラウンドの内に2回も30台が出た。何時までこの好調が続くことやら! 

インドネシアでは、季節を問わず同じ花がダラダラと咲き続けるという現象が見られるが、ここハンダラでも例外ではない。
「ツツジ」や「紫陽花」など、日本ではいっせいに多くの花をつけてにぎやかな様相を見せるが、ここではポツポツという表現が当てはまるくらい花の量は少ない。ただ、「カエン樹」などは何月頃だったかは記憶が定かでにないが、いっせいに真紅の花をつける。また、コース内の樹木も、目立たないものの、よく眼を凝らせばいつでも何かしらの花をつけている。丹念に探せば、可憐な花々に出会うことは難しいことではない。

夕方4時ごろに、Y 夫妻、I,Ki,Tさんんの5人がハンダラを発って、帰国の途に着いた。




1月4日 : 些か疲れ気味、主食を「ブブル・ウダン」に切り替え

昨夜はバリ島に来て初めて「マイスリー」を飲んだので、よく眠れて疲れも取れたように思われる。しかし、用心してプレイは1ラウンドで止めた。今日のゴルフは、仲間の5人が帰国したこともあってか、今までのような緊張感もなく今回のシリーズで最悪、ついにハーフの30台も途絶えた。これが最近の自分の実力という感触。

昨日までと違って晴天で日差しも強い。雨季のこの時期にしては珍しい雨一つない好天である。これから帰国日8日まで続いた晴天のはじまりであった。放射冷却のためか、逆に朝夕の冷え込みは強くなってきて、ゴルフ以外のときはセーターが放せない状況となってきた。しかし、
「朝夕は薄手のセーター、ゴルフは薄手の長袖シャツ」というこの気候が、旅人が最も好むところである。

相変わらず、胃のもたれ、というような違和感はなくならないので、食堂で相談(インドネシア語が少々出来ることが役たっだ瞬間!)したら、メニューには出ていないが、
「ブブル・ウダン」という「えび肉入りのおかゆ」が出来ることが判明し、早速トライした。これが香ばしい味わいがり絶品、すぐさま気に入ってしまい、帰国までの毎日食べることになった。旅人は食事のメニューに強く拘るほうではなく、在る物で満足するほうであるが、胃腸の調子が気になる状況では「ブブル・ウダン」の存在は有難いことであった。ハンダラの食堂は、コックが数年前に交代して味が落ちたという評価であったが、その後また代わった今のコックは料理が上手い日本人ではないが日本人向けの味付けで出来ている。お勧め料理は、日本人にも馴染みやすいインドネシア料理の代表格ミー・ゴーレン(焼きそば)、ナシ・ゴーレン(炒飯)のほかに、日本式の炒飯、カツどん、カツ煮込み、すき焼き、エビフライ定食、しゃぶしゃぶ、カレーライス、肉うどん(そばもあり)などなどの日本料理も豊富で食事で悩むことはない。

この日の夕刻4時過ぎに、残りの仲間2人も帰国の途に着いた。いよいよ
「真名CCのニ木会の仲間のN夫妻」が5日の夜到着するまでは一人残されたということだ。些か寂しい。




1月5日 : 「ハンダラ会」の猛者に挑戦、粉砕

年末・年始のハンダラ・コウサイドーには、我々のグループほかに、二つの日本人のグループが通いつめていることは以前から知っていた。その一つのグループの「ハンダラ会」は、会員数が50名程度のようで、年末から年始にかけて滞在する「年末組」が十数名、年が明けた1月の4日か5日に到着する「年始組」(旅人の知人のN夫妻もこの組に入っており、ガルーダ航空を利用して、昨年は4日に到着したが今年が5日に到着)も同じく十数名、という大きなグループである。「年末組」の中で、ハンダラ会のN会長夫妻(共に81歳)、副会長(?)格のNT夫妻、代表幹事役のE氏が、「年始組」と合流すべく残留していたので、今日からはこの仲間に入れてもらうことにした。

この日も昨日に続く素晴らしい晴天で、ハンダラ会残留の男性3人に加えてもらい、彼らの希望で、彼らのルールで
「ニギリ」を派手にやることになった。結果はスコア42,38でニギリは大勝、3人から一人当たり均等に約100,000RP(日本円にすると約1,400円)以上を貰うことになった。この実力を超えた出来すぎの結果、ハンダラ会の中に現実と大きく乖離するような大きな衝撃を与えてしまったようである。以後、「ニギリ」の挑戦はなかった。体調は相変わらずの感触で、今日も1ラウンドであがり午後は休養とした。




1月6日 : 真名 CCの「ニ木会」メンバー夫妻を交えて

3日目の雨なしの晴天。ハンダラ会の年始組13名が昨夜到着し、今日は5組で回ることになった。旅人も、ハンダラ会のメンバーになったような気分で参加させてもらった。昨日の結果を踏まえて、年齢63のS氏という「府中カントリーのHC7」とかいうハンダラ会のハンディー頭と同じ組でプレイすることになった。結果は、S氏が35(3バーディー)、43 トータル78、自分が40,39 トータル79という接戦であったが、1打差での敗戦となったものの、自分としては大満足の結果であったし、前日が単なるフロックでなかったことの証明(?)にもなったようだ。

このところ毎日食べている「ブブル・ウダン」が効を奏してか、胃の調子も幾分良くなってきたが、大事をとって1ラウンドであがった。昼から、Miss.NOVI が
マンゴスティンとランプータン(下記の注記*を参照)をお土産に持って訪ねてきた(キャディーも沢山持ってきてくれているので食いきれない状況)。彼女がハンダラのレッスンプロについて打ちっぱなしで練習をするというので、付き合いながら韓国の女子プロの卵達の練習状況(7日の記述を参照)を覗き見た。詳細は後述するが、彼女らのたくましさ(?)には敬服するしかない。

注記
 *:トロピカル・フルーツ
  
インドネシアでもトロピカル・フルーツの殆どのものが手に入る。特に、この時期の
  バリ島では、パパイヤ、ランプータン、果物の女王マンゴスチン、果物の王様ドリアンが
  最もポピュラーである。ドリアンは、その強烈な臭い(「異臭」というのが適当か?)のために、
  人によって好き嫌いが大きく分かれるが、ランプータンとドリアンは美味で、嫌いという人を
  見たことはない。また、この二つは、果物はナイフなどがなくても容易に食べられるという
  利点もあって、最も好まれるフルーツである<中でも、マンゴスティンは税関の目を
  誤魔化して(?)密かに日本へ持ち帰る輩も散見される>。
  




1月7日 : 韓国女子プロの強さの一端を知る

キャディーマスター室横のコース案内 練習グリーンとドライビングレンジ

晴天は続いている。体調は良いのか、良くないのか、分からない。かなり気になりながらも1.5ラウンド回ってしまった。朝一番のハーフだけは39(ただし、最後のハーフは力尽きた感じで44)で回れ、好調は最後まで持続できた。体調と裏腹のゴルフの好調は、何故か「半分くらいのめでたさ」といった気分であり、「燃え尽きる直前の線香花火」な感じもあって、総てがめでたいという気分になれない。また、この好調さを日本へ持ち帰れるという自身が全くもてないのも情けない。

今回の旅で最も印象に残ったのは
韓国の女子プロの卵達の練習風景である。話したところ、13歳から18歳までの女子が中心で約45日間の合宿とのこと、朝食事を済ませたらすぐ練習に入り、日の落ちるまでラウンドレッスンと打ち込みに熱中している。一昨年の年末・年始にも何人かの練習生が来ていたが、今回は人数も多い。その練習の激しさで練習場の打席の芝は殆ど剥げ落ちている状態である。昼食と夕食、及び洗濯などはコースの近所に住む韓国人と安く契約して経費節減しながらの長期滞在のようで、その逞しさには敬服するほかない。アメリカの女子プロ界でも大活躍の韓国パワーの一端を見る思いである。

このプロの卵達の他にも韓国のゴルフ目的の観光客も多くなっている。この現象は、今回が特に顕著(初めて?)である。韓国の旅行業者(Mr.Lee)が受け入れを兼ねてハンダラに泊まりこんでおり、韓国では冬は寒くてゴルフが出来ないので、1月、2月それぞれ100人以上の観光客を入れるのだということであった。ハンダラにとっては、日本人以上の上得意客になりつつあるようだ。ただ、韓国の人達は食堂などでも帽子をとらないという風習があり、その他でも日本人の習慣と相容れないものがあって、しっくりしない日本人もいるようである。




1月8日 : 帰国に備え、ゴルフなしで休養

ブヤン湖方面に沈む夕日(1) ブヤン湖方面に沈む夕日(2)

今日も天気は快適であるが、体調を気遣ってゴルフは止めて、夕方4時半の出発までのんびり休養した。晴天続きの昨日までの間に、ブヤン湖方面に沈む夕日を何枚かの写真に収めた。雨季であるこの時期のハンダラではめったにないことなので、やたらと写真を撮りすぎた嫌いがる。今回の旅では夕日を写真に収める機会が多かった。

丸々1日間の休息は、慣れないことゆえに些か時間をもてあましたが、体調回復には効果的であった。今日は、朝から余裕の一日で久しぶりに体調も回復したようだ。帰路は、一人旅となったが、何時ものごとく4時半にハンダラを発って6時15分頃
デューティーフリーショップが集合していランチョンマットる「プラザ・バリ」到着。そこで、一人寂しく中華料理の夕食をとってから買い物(娘に頼まれていたバティックの「ワンピース」、「ブラウス」、スカーフ」をプラザ内のピテカン・トロプスという民芸店で調達:同じく娘の希望であったバリコーヒーとサンバル<インドネシア料理に欠かせない調味料>は空港内で購入)を済ませて、8時に早めに空港に向かった。バリのお土産としては、アタ製品も人気があるようで、6月には多くの人たち(旅人も)がアタのランチョンマットを購入していた。今回は、板状のティーク材に種々の彫刻を施したものの外側にアタを配したランチョンマットを、日本へのお土産として持ち帰ったら評判は良好であった。

23時55分発のJL729便の出発までには時間がたっぷりあったので、JALのラウンジで「足裏マッサージ」をやったりしながらのんびり。機内では、往路と同じく満席の状態であったが、運よく2階の非常口前の窓側席でゆったりっと出来てよく眠れた。