作成:  田中  昭(日立市相田町)
  
 

川斉昭 (烈公、水戸藩九代藩主で15代将軍徳川慶喜の父)は、
文政12(1829)年藩主に就任し、天保4年(1833)年はじめて水戸を
訪れて藩内を精力的に歩き回り藩政改革の骨子を立案しました。
この時、近江八景になぞらえて、近郊の名勝から水戸八景を選びました。
  烈公は、水戸城下に住んでいた藩子弟たちに、一日がかりで全行程
22里(約90キロ)の八景巡りをさせて、自然への親しみと心身の
鍛練をはかりました。いうならば「天保のウォ−クラリ−」です。
  今その地にはそれぞれ八景名を刻んだ烈公自筆の石碑が建っています。
また、烈公が詠まれた和漢の詩句を記した立札などもあります。



★昔の水戸藩子弟に倣い、旧弘道館前を出て 全行程約100キロ。現在は車を使えば、 廻るだけなら半日で、それぞれの石碑や景色、 関連した旧跡をゆっくり見ても一日あれば 水戸八景巡り ができます。   下のスタ−トマ−クを クリックすると、 弘道館を出て順にそれぞれの八景の 行き方・ 地図・石碑・風景などを見る事ができます。
スタ−ト 弘道館 1.青柳夜雨( 国道349号線で 2キロ) 2.山寺晩鐘( 〃 21 〃 ) 3.太田落雁( 国道293号線で 3 〃 ) 4.村松晴嵐( 国道293・245号線で17 〃) 5.水門帰帆( 国道245号線で 16 〃) 6.岩舟夕照( 海門橋をわたって 2 〃) 7.広浦秋月( 国道51号線経由で 14 〃) 8.仙湖暮雪( 旧国道6号線経由で20 〃) ゴ−ル.三の丸庁舎前 ( 国道50号線で 2 〃) 所要時間 :車で 約 3時間 あなたも行ってみませんか。

★ なお、水戸八景については、たくさんの文献があります。 以下、これらを参考にしながらその巡路の街道・風景・石碑・斉昭の詩句と和歌 などを紹介していきながら現在の 八景巡りをします。 詳細は、をクリックすると見られます。


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