9月4日 トイトレイン

朝は6時くらいに目がさめました、まだ農村風景が見えます。
連結部には、洗面台とトイレがあり、そこにチャイ売りの人がいました。チャイ(一パイ)を3ルピーで買い、ドアを開けて、外を眺めながらタバコをぼんやり吸っていました。
ニュージャルパイグリには8時45分到着予定で、トイトレインは9時10分発その間、チケットを買わなくてはいけません。

しかし、9時を過ぎても一向に到着しません。車掌に「何時頃つくの?」と聞くと「もうすぐだ」というだけで、「トイトレインに乗りたいんだけど、間に合う?」 「トイトレインはもう出発した」とのんきなことを言っている。。

「トイトレインに乗るために、ここまで来たのに・・・」列車は9時30分にニュージャルパイグリに到着した。
駅は高架の連絡橋で各ホームがつながっており、約6本くらいのホームがあった、トイトレインの事を聞こうと思」「エンクワイアは?」と聞くと、「一番向こうの奥だ!」リックを背負って走る走る、エンクワイアーの前には多くのインド人が、居てとても間に合いそうはない。
キッタプ売り場のほうに行き、「トイトレインは?」と聞くがまったく英語が通じない。

また、エンクワイアーに戻り「トイトレインは?」と大声で聞くと 腕時計を見て、「もう出発した、今日はもうない」
ガックシ力が抜けた この町にいる時間はないので、バスで行くか・・・・・

とりあえず、もう一度ホームに戻り、さっき走りながら見かけた、2両だけポツンと小さな客車が置いてあった、所を見ると、先頭にもう一両 繋がって ひっそりしているホームを見て、多分あれかもしかし、時間は9時40分すでに出発時間30分はたっている。

そこに行くと、台湾の有里山鉄道のトロッコ列車のような車両が、これだ!
そばにいた、車掌に「これはトイトレインか?」と聞くと「そうだ」と力強い答え。間に合った!!「チケットがないのだけど、乗れないか?」「前の車両に乗れ、前は二等 後ろは指定の1等だから ということで
無事乗り込んだ、車両はたったの2両それに小さい貨車1両とヂーゼル機関車1両の計4両 それも小さいトロッコ列車なので、さっきは、予備車両を 掃除しておくためにホームの片隅に置いてあると思っていた。
何はともあれ、これでダージリンまでいけるぞ、乗客はアイルランド人の夫婦と後は、ダージリンにかえるインドの人たちばかりでした。

トロッコ電車は、やっぱり本に書いてあった通り ダージリンメールが駅に到着するのを待って、出発するので、
その前に出発していくと言うことはないようです。
それにしても、インド人の駅員・車掌の「行った」にはやられた、めんどくさいので「行った」と言ったのでしょう。

町を抜けるまでは、有里山鉄道とまったく同じ感じです。たまにしか通らないため、線路際に洗濯物や線路内に車、家のドアを開けると線路に覆い被さり  その都度ゆっくり進みながら、大音響で警笛を鳴らしっぱなしにするので、周りの人は、皆耳をふさいでこっちを恨めしそうに眺めています。

下町の路地裏や、家の裏側(仕切りがないので丸見え)のような庶民くささがプンプンしていて、30キロくらいでのんびり走る様子はとても楽しいんですよ。

まったく何から何まで、有里山とそっくりです。
 途中で少しずつ混んできました、「ここは私達の席なんです」とインド人のおばさん2人組が乗ってきました、確かにキップには座席番号が書いてありました。
アイルランド人の人と相席して行きました。

「ほらあそこ、茶畑だよ」って奥さんは感激していました。(「テイープランテーション」って言っていました。)

汗が出るほど暑い町を抜けた頃に、頑固じいさんの感じの車掌が検札に来ました。
「キップは?」  「中で買えると聞いたんだけど」「OKじゃあ 250ルピー(運賃)+245ルピー(ペナルティ)」アイルランド人と一緒に猛抗議「そこに50ルピーって書いてあるじゃない」「そうだ そうだどうなっているんだ」そうしたらしばらくして、「また後で来る」と言って、他の客のキップを検札に行ってしまいました。

アイルランド人と3人で「まあ、ペナルティはとられるけれど、まあ、100ルピーまでだな」などと話していました。

その間にも、中学生くらいの坊主たちが、走って乗り込んできます。電車より走ったほうが速いのですから、地元に住んでいる人には「おっラッキー電車が来た(一日2便)」って感じで、乗り降り自由な感じです。(タクシーですら乗り込んでくる奴がいるくらいですから)

車掌は今度は、ちゃんとしたキップを持って、現れました。暑くて曇った老眼鏡を吹き吹き、「50ルピー」って正規料金で、キップを作ってくれました。
アイルランド人と「気が変わって、正直な人になった」って喜んでいました。

一生懸命仕事をしていたので、日本のタバコを1箱「タバコ吸う?」と聞いて、あげると珍しそうに眺めて「ニコット」笑って、ドアの付近いにたむろする無賃乗車の子供たちを「ドアは開けておけ、その前に立つな暑いから」と一喝して、行ってしまいました。

トイトレインのキップ 正規値段で作ってくれた
(本来は無しで乗ると何がしかのペナルティー
が取られる場合が多いが、無賃もいるし・・・

少し前までは、蒸気機関車が引っ張っていた
しかし今でも、ダージリン駅近くに機関車庫があり、ダージリンから少しの間は、お昼近くに、蒸気機関車が出てきて特別列車を走らせている、そのとき撮ったもの。

高度がだんだん上がってくると、肌寒くなってきた、気温が下がってきたのだ。
断崖絶壁の山をゆっくり走る、途中でジグザグに機関車が引っ張り側から、今度は押し側になって(前と後ろが反対になりながら)スイッチバックで山を駆け上がっていく(有里山でもそうでしたが、急な山を登るとき良く使う)

霧が出てきました、雲の中に入ってきたのです。静かな、山の駅で、機関車は燃料を補給したり、下りの列車を引込み線で待ったり、その間にみんなはのんびり列車を降りて、タバコを吸ったり、チャイをすすったりしています。機関車の汽笛で皆 慌てて車両に乗り込みます

燃料を積み込みのため。霧の中の町で停車します

雨が降っていても洗濯物は外に干しっぱなし

バスで行くより何時間も多く時間がかかるが、やっぱり地元密着の電車は楽しい。

電車のレールは時には、普通の大きなレールの内側を通り、山に近づくと道路と共用の路面電車になり、町の中を横切り、1日数回来るこの列車のために、出店を片付け、テントを傾け通れるようにしたり大騒ぎです
でも皆楽しそうでした。

8時間くらいかけて、西の空が暗くなりかけた頃に、ダージリンの町が見えてきた。トレーナーをもう一枚着たぐらいではチョット夜は寒いくらいです。
コルカタではエアコンが無いと暑いくらいだったのに、これでは体調を崩しそうです。

小さなダージリンの町につきます、早速客引きが来ました。場所と値段 気に入らなければ 他も紹介する。「気に入らなければ 自分で探すよ」と言ってついて行ってみる。

駅からすぐ近くの山の斜面にたった、THE Parklane Hotelに行く、ムンバイ コルカタともに窓のない牢屋のような部屋だったので、窓のある 部屋が良いと希望するとバルコニー付きの景色のいい部屋だった。
値段はRS350をRS300にまけてもらい、ここに決めた!

電車の中で「私達チケット持っていないんだけど・・」
と最初話してきた、アイルランド人

深い霧の中というよりも雲の中の状態
これより高度が上がると雲から抜ける。