出津教会の近くには、
潜伏キリシタンの時代の文化遺産やド・ロ神父の足跡をたどることの出来る施設、
「
ド・ロ神父記念館」
「旧出津救助院」
「長崎市外海歴史民俗資料館」
が点在しています。
出津教会の周辺には、
外海の石を積み重ねて作った石垣が残っています。
地元で「ド・ロ壁」と呼ばれるこの壁は、
独特の石造りで、風が強い立地に対応して地域で産出する石を、赤土に石灰を混ぜた漆喰で固めた物です。
130年の歳月を過ぎてもこの地へのド・ロ神父の思いを伝えています。
出津教会の手前に続く、ド・ロ壁の張り巡らされた小道は、
「歴史の道」と呼ばれ、ド・ロ神父が教会と救助院との行き来に使った路です。
歴史の道の途中には、ド・ロ神父が使った井戸が残されています。