長崎市の外海地区は、長崎市の北西に位置しており、
禁教時代にはカクレキリシタンが多く潜伏していた地域です。
外海地区にはそれぞれの教会堂を持つ集落が幾つかあります。
『
出津教会堂』 を中心とした出津集落には、
明治時代に外海地区のカトリックの神父であったド・ロ神父の偉業を後世に伝える幾つかの遺構が残されています。
「マルク・マリー・ド・ロ神父」は、フランス人宣教師であり、
1868(慶応4)年に宣教師としてだけでなく、石版印刷の技術を伝える為に28歳で来日しました。
74歳で亡くなるまでの46年間を日本で過ごし、そのうち33年間を外海の人々に捧げました。
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