富士見台クリニック　内科・外科・整形外科　　 　　　

残念なお知らせ。今朝診療所玄関を開けるとツバメの巣が壊れ下に土の破片が落ちてました。卵の潰れた跡も。他の鳥に襲われたんでしょうか。守ってあげられなかった。

珍しい甘茶の花を患者さんにいただきました。ユキノシタ科のヤマアジサイの変種だそうで、アジサイ科のガクアジサイに似てるけどちょっとこぶり。保育園に通ってた時、花祭りの日にみんなで園長先生のお寺に出かけいただいた甘茶。この葉を蒸して発酵させて作られるんだそうです。一緒にいただいたアジサイとナナカマド。スタッフが生け花に仕立ててくれました。

朝8時前に診療所の玄関を開けるのが私の一日の仕事はじめ。今朝ドアを開けたら天井のツバメの巣の中に丸い頭がのぞいてました。

患者さんがわざわざハウスでゆりを育て持ってきてくれました。駐車場に除草剤を撒いとくねと患者さん。みなさんに支えられてます。先日通院途中でタイヤがパンクしそのまま診療所まで走ってきた患者さん。近所のガソリンスタンドにパンク修理を依頼しようとしたら玄関にガソリンスタンドの店長が汗かいて立っていた。パンクしたまま走ってる軽トラを見つけあのままじゃ危ないと追いかけてきてくれた。診察中にパンク修理してもらい患者さん大助かり。なんかいい感じ。

暑い日が続きここ数日は待合室の窓を開けてます。いい風が入ると患者さんに好評。赤い紫陽花をいただき玄関に飾ってます。駐車場横のノビルは花が咲きました。種のように見えるのは植物の栄養繁殖器官で離脱後に新たな植物体となるムカゴなんだそうです。来年のためにまた蒔いておきます。

爽やかな色の紫陽花を買ってきて玄関に飾りました。洗面台には庭に咲いた甘い香りのカラタネオガタマ。待合室に飾った3つ目の花の名前がわからない... 。珍しくきれいに生けられたと思っていたら半日で花の先が太陽の方に向いてしまいました。

追：3つめの花はセイヨウマツムシソウでしょうと教えていただきました。
　　朝は花がこっち向いても昼には右向いてます。

5月4日に自転車で和歌山まで走ってきました。
「フェリーで鳥羽に渡って鳥羽から和歌山まで約200kmかな」
「今年はたいしたことないね」と92歳の母親。
「 ... 」
本人もたいしたことないとは思ってました。
予想では天候に恵まれ苦手の峠も600ｍ級なんで楽勝だと。

今回の同行はいつものおっさんH君と青年J君。
まだ薄暗い朝4時半に富士見台をスタートし伊良湖に向かうが自転車のハンドルが取られるほどの強い西風。始発の伊勢湾フェリーのデッキから強風で波立つ三河湾を見ながら和歌山までひたすら西に向かうコースに不安を感じそれが現実となる。

紀伊半島に上陸しても西風は収まらず鳥羽から伊勢、伊勢から伊勢多気線を通り和歌山別街道を抜け和歌山街道を西へと進むが強い向かい風が行く手を阻む。新緑に包まれ青く澄んだ川沿いの景色は素晴らしかったが、吹き下ろしの風で木々が揺れる山間の道はまるでナウシカの風の谷。ゆる〜い起伏の繰り返しだがフロントギアをインナーにしないと進まない。今回最も高い峠である高見峠は平均勾配5.1％6kmとそれこそたいしたことない坂のはずが向かい風に押され想定外にきつい。ひたすらペダルを踏み続けなんとか休まず峠に登り切り自転車を投げ出し道路にへたり込む。
あと残り120km。皆疲れ切っていたが残りは基本下りだから「もう弾丸ツアーは終わったようなものだ」と思った。
が、そんなに甘くなかった。峠の気温は10度。寒い中の長いダウンヒルで体力奪われ麓の吉野町に下りた時はふらふら。コンビニ休憩し温かい飲み物と食べ物でなんとか復活。その後も道に迷うしやっとたどり着いた紀ノ川沿いの国道24号線も大きな起伏の繰り返しで基本下り坂の期待が吹き飛ぶ。夜9時頃やっと和歌山まで20km地点となるが再び道に迷い暗闇の川沿いを右往左往。和歌山のホテルに着いたのは夜10時半。ホテル近くの居酒屋で祝杯を上げ風呂も入らずホテルのベッドに倒れ込み1日目が終わる。

翌日高野山に登る計画を立てていたがさすがに疲れ切った仲間から「むり〜」の声。言い出しっぺも走る気力なく大阪湾沿いを大阪までの80kmコースに変更。最後は活気のある大阪のど真ん中を凱旋パレードのように気持ちよく走り新大阪駅で弾丸ツアー無事終了。帰りの新幹線は連休Uターンラッシュで座れないだろうと予想していたがここは嬉しい想定外で座ることができ爆睡。
今回の弾丸ツアーは一人だったら心が折れていた向かい風。先頭交代し牽いてくれたH君J君のおかげで走りきることができた走行距離320kmの自転車旅でした。