第4話 筆者プロフィール

本コラムの表題「What is this thing called "JAZZ"」はスタンダード曲「What is this thing called Love」(恋とは一体何でしょう?)から頂戴しました。

しかし、実際は私が読者に対して「JAZZとは一体何でしょう?」と自問自答しながら書いている迷いの多いコラムなのです。

なにしろ世の中には、気力・体力・知識力のどれを取っても「超ド級のJAZZファン」達が存在する訳で、私ごとき「日曜評論家」がまともに勝負などできるハズもなし。

そんな方達を意識つつ「こんな事を書いてしまってすみませんね。まだよく知らないもので。JAZZって一体、何なんでしょうね。あははは。。」と遠慮がちに書いている事の予防線を張りながらも、できればスキ間をついて美味しい所を取っていきたい、言わば「JAZZ評論のスキ間産業」的役割をこのコラムの存在意義にしたいと思っております。

閑話休題。
私のプロフィールでしたね。

私、初めてJAZZギターなるものを習ったのが、忘れもしない1985年のバブル絶頂期に社会人になった若干24歳、春の事でした。しかし、溢れる才能をもてあまし、自主卒業(ざせつ)しちゃったのがそれからわずか半年後のこと。

しかし、幸運な事に会社には大学時代にJAZZ研でギターを弾いていた同僚や、社会人ビッグ・バンドでバンマスをされているトランペッターの大先輩がおり、私がグレないで真面目にJAZZを聞き続けられたのは彼らの薫陶の賜物でしょうか。

と言うものの、結局JAZZに浸かって20年近くなりますが、ギターに熱くなる訳でもなく、かといってマニアになりきる程でもなく、そのくせコラムを書きたがるとてもおめでたい、気がついたら今年42歳、いて座、A型、三碧木星のおじんです。

ただ10年に1回は良い事を言うらしく、そこをたまたま久保田氏の慧眼に見出され、老後の面倒を見てもらう事を条件に執筆を承知した次第です。(え?違うんですか?)

次に良い事を書くのは10年後になりそうですが、それまで辛抱強く本コラムを御愛顧願います。また、皆さんの応援のおかげによっては久保田氏が「弦」出版を旗揚げし、本として出版する意気込を私は見て取ってます。その時は、みなさん、是非買ってやって下さい。相変わらずおめでたい話ですが、よろしくです。

−−−−−−@告@  本コラムで満足できない方々へ−−−−−
このコラムでは、(筆者の能力や気力の関係で)どうしてもJAZZに
関する細かい説明や歴史などが紹介できません。そこが満足できな
い方々の為にすばらしいサイトを以下にご紹介致します。

JAZZにまつわる話(The Story of Jazz)
http://www.ozsons.com/

家主の爵士樂堂主人の「爵士樂」とは中国語で「JAZZ」のことだそう
で、ここはジャズの歴史なども写真入りで分かりやすく説明してあり
ます。その他のJAZZネタも充実していますので、ぜひ御覧下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

文: クリフォード・伊藤

ジャズコラムトップへ戻る