詩誌『ムーンドロップ』

　★　第11号　特集・左川ちか　完成 !!　(2009/3/27)★

　★　別冊　『ム－ンドロップ』　発刊 !! 　第一冊『過ぎていく鳥のまなざし』（國重游）★

★雑誌紹介
　『ムーンドロップ』は、わたくし國重游を編輯子とし、おもに京都にゆかりのある書き手に作品を寄せていただいて刊行している個人誌です。できるだけ執筆者どうしが顔を合わせ、語り合える範囲内で、しかし特定の文学理念を掲げることはせず、作者が書きたいことを書きたいように書いたものを発表できる場でありたいと考えています。書き手のあいだにゆるやかな交流があっても、作風の類似を意味するものではありません。それでも『ムーンドロップ』に何がしかのカラーが感じとれるとしたら、それはひとえに編輯子の好みによるものです。
　『ムーンドロップ』は2003年夏の創刊以来、夏／冬、年2回発行しています。

★誌名の由来
『ムーンドロップ』という誌名はヴラジミール・ナボコフの小説『蒼白い炎』の一節から採りました。
「ｍｏｏｎｄｒｏｐ」という綴りは、ナボコフが愛した「ｏ」というアーモンド型の文字を多く含んでいます。「ｏ」という文字に対するナボコフの偏愛は、『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』の冒頭にも顔をのぞかせています。

　定期購読をご希望の方は、國重游まで連絡ください。また、バックナンバーもお分けしています。どちらも一冊500円（送料無料）でお譲りしています。

　　　國重游　連絡先　〒606‐0816　京都市左京区下鴨松ノ木町74‐3
　　　　　　　　　　　　　　　　　メールでのお問い合わせは、こちらまで(ここをクリックしてください)
　　　　　　　　　　　　　　　　　knjiga@biz.ryukoku.ac.jp

　第10号では、現代ドイツを代表する詩人トーマス・クリングの作品翻訳と紹介を行っています。
　なお、特集左川ちかは、都合により、次号へ延期となりました。読者のみなさまに深くお詫び申し上げます。

★別冊ムーンドロップ
　この秋より、これまで掲載されてきた作品を編輯したものや、大部であるために一度に雑誌には掲載できない作品を『別冊　ムーンドロップ』として刊行します。（頒価:1000円）

　　第一冊　國重游　三行詩集『過ぎていく鳥のまなざし』　（発売中）
　　第二冊　飛鳥井雅友　『聖なる言語―バウル・ツェラン論集』
　　第三冊　飛鳥井雅友　『詩集』
　　第四冊　田中亜美　『息、石、海―パウル・ツェラン　言葉へのみちのり』
　　 ――以下続刊、『上田美沙緒詩集』、イヴ・ボヌフォワ『マルスリーヌ・デボルド＝ヴァモール論』（山口威訳）、ペーター・ハントケ『サント・ヴィクトワール山の教訓』、『山田稔の世界』ほか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第1号　（2003年8月／2004年3月改訂第二版発行）　詩：渕上純子、飛鳥井雅友、國重游　評論：イレーナ・ハイター「何も起こらない映画―清水宏の『有りがたうさん』」　エッセイ：日沖直也「牛田新町の坂と蝉と」　第2号　（2003年12月／2004年3月改訂第二版発行）　詩：河津聖恵、飛鳥井雅友、國重游　翻訳：インゲボルク・バッハマン「アリアⅠ、Ⅱ」（國重游訳）　小説：下窪俊哉、日沖直也　第3号　（2004年5月発行）　　詩：河津聖恵、飛鳥井雅友、藤原安紀子、國重游　翻訳：ルイ＝ルネ・デ・フォレ『オスティナート』　（國重游訳）　エッセイ：北村順子、日沖直也　第4号　（2004年11月発行）　詩：飛鳥井雅友、藤原安紀子、長谷川健一　エッセイ：國重游、北村順子　小説：下窪俊哉

第5号　（2005年7月発行）　詩：河津聖恵、遠藤志野、藤原安紀子、國重游、飛鳥井雅友　翻訳：ギュンター・アイヒ「現実を前にした作家」　（國重游訳）　エッセイ：加藤丈雄「樹木について―そしてヘッセ、ドミーンのことなど」　エッセイ：國重游「ウィーンの老舗」　小説：神原敦子「ニュクス」　第6号　（2006年1月発行）　詩：杉本徹、河津聖恵、國重游、遠藤志野　翻訳：「クリスティーネ・ラヴァントの詩から」　（飛鳥井雅友訳）　エッセイ：國重游　評論：藤原安紀子　第7号　（＝特集・金時鐘、2006年7月発行）　詩：中村恵美、上田美沙緒、國重游　エッセイ：中畑寛之、國重游　特集・金時鐘：細見和之、上田美沙緒、國重游、吉田威之　第8号　（2007年2月発行）　詩：國重游、中村恵美、杉本徹、上田美沙緒　翻訳：「1990年代のドイツ詩から」　（飛鳥井雅友訳）　エッセイ：中畑寛之、國重游、竹内敏喜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第９号　（２００７年１１月発行）

　　　　　　　　　　詩：　扉野良人、中村恵美、河津聖恵、川添洋司、藤井五月、上田美沙緒
　　　　　　　　　　　　　　　エッセイ：中畑寛之、扉野良人（永田助太郎論）、宋静蕾、國重游

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第10号　(2008年9月発行)
　　　　　　　　　　詩：　杉本徹、扉野良人、上田美紗緒、河津聖恵、中村恵美、関口裕昭、國重游
　　　　　　　　　　翻訳：トーマス・クリングの詩(飛鳥井雅友)、
　　　　　　　　　　　　　　ルイ－ルネ・デ・フォレ「記憶しえぬものに相対して」(國重游訳)
　　　　　　　　　　エッセイ　中畑寛之(ミシェル・レリス)

　第11号 (2009年3月発行)
　詩：河津聖恵、山本しのぶ、長谷川健一、上田美紗緒
　特集　左川ちか: 近代ナリコ、萩原健次郎、國重游、上田美紗緒、中村恵美、季村敏夫)
　翻訳: ヨハネス・ボブロフスキー(永畑紗織)、フランツ・カフカ(國重游)
　エッセイ: 宋静蕾

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第2号から第4号は品切れです　第1号、第6号残部僅少