2011年9月25日(日) |
キャブの製作 |
9月に入り、行楽シーズン到来と遊び歩き回っていました。まず、43年振りの佐渡へ行ってきましたが、当時と比べ観光地らしく賑々しくなつていました。変わらないのは当時も今もカミさんと一緒なことです。
次に、法事があって札幌へ行き、台風一過後には孫たちとAdventure Worldのパンダ&イルカショーを観に和歌山へ行き遊んできました。
浮かれているうちに9月が終わろうとしており、慌てて工作台へ・・・。 |
|
キャブの製作:
側板は、0.3mm厚洋白板から四面とも切り出し後、窓、ドアー部分に0.2mm厚を張付ける。
糸鋸で枠部分を残して切り抜き、ヤスリで成形する。 |
|
|
組立は、半田によるイモ付けです。車体上部に0.8mm幅の帯板、下部に1.0mm×1.0mmアングル材を、底部にはキャブ固定用の板を取付ける。
ランボードへの出入りドアーは、内側より嵌め込んで表現しました。 |
|
屋根板は、天井の板張り表現のつもりで筋目板を使い、お茶を濁しております。
天窓は、ダミーで開閉不可です。
屋根裏は、キャブ車体内側に合わせた枠を取付、車体に嵌め込みます。 |
|
|
キャブが組み上がったところです。 |
|
|
|
2011年8月30日(火) |
鐘の製作 |
|
古典機に無くてはならない鐘(ベル)を製作しました。
鐘本体のほかボイラー取付用金具、鐘吊り金具、引レバーの4ケのパーツからなっている。
鐘は5.0mm丸棒から旋盤、ドリルレース、ヤスリなどで削出し、仕上がりサイズは、径4.8mm×高3.8mmになりました。
各パーツを真鍮小片で切り出し後、鐘本体を残して組み立てる。
鐘は吊り具に差し込む構造、引レバーで前後に振れる様可動式としました。 |
|
|
完成した鐘をボイラーにネジ止めする。
間をうめるためのアクセサリーとは言え、古典期「大勝号」を十二分にアピールしてくれるでしょう。 |
|
|
実車の鐘(小樽市総合博物館)
|
|
|
2011年8月25日(木) |
煙突&サンドドーム&スチームドームの製作 |
|
煙突の製作
キャップは、径6.0mm真鍮丸棒を旋盤で削ります.。
筒は、径4.0mm長17.0mmの真鍮パイプを使用し、キャップを嵌め込むこととした。
底部は、ボイラーの曲がりに合わせ削り0.1mm厚の袴を履かせた。 |
|
|
サンドトームは、径7.0mm真鍮丸棒を旋盤加工により削りだし、底部はドリルレースとヤスリによりボイラーにフィットする様慎重に仕上げた。 |
|
スチームドームは、径10.0mm真鍮丸棒をサンドドーム同様旋盤加工により削りだし形を整えた。ドーム頂部には汽笛、安全弁が皿状の器の中に配置されている。
この皿を旋盤で削るには力不足、何か代用品をと白羽の矢が立ったのは、はと目パンチの玉である。これを加工して頂部に載せれば、らしくなるものである。
汽笛、安全弁は0.5mm?1.2mmパイプを利用した苦心作であるが、スケールオーバーは免れないところ。 |
日頃、孫らに付き合っていたお蔭で文房具屋で「はと目の玉」をゲットし、スチームドーム削りができた。案外、この種のものは文房具店のほか手芸店などにも解決の道はあるものです。
少々ボイラー上回りが形になってきたが、やはり煙突とサンドドームの間が寂しい。早く鐘を造り間延びを解消したいものである。次は・・・。 |
|
|
参考
小樽市総合博物館に保存されている大勝号の上回り各部の画像。 |
|
|
|
2011年8月17日(水) |
ボイラー胴&火室の製作 |
お盆の期間中14日義兄の葬儀のため北海道・函館に行ってきました。16日に帰ってきましたが、最高級の混雑の中でチケットの取得は至難の業、パソコン相手に半日がかりで遂に勝利は我の手に、粘り勝ちとなった。
お盆期間中は動かずに工作と洒落込む予定だったが、当てが外れてしまい成果はホンノのチョッピリでした。 |
|
煙室後部にボイラーを継ぐため、継点を加工する。
|
|
煙室と第1ボイラー胴の段差部を得るため、継手リングをつくる。1.0mm厚洋白板で煙室径の12.0mmを繰り貫く。 |
|
第1ボイラー胴は、0.4mm厚真鍮板に帯板1.0mm(幅)×0.1mm(厚)洋白板を張り付け12.8mm(径)パイプに巻き付ける。出来上がりサイズは13.5mmとなる。
煙室、継手リング、第1ボイラーを接合する。(写真下) |
|
|
ワゴントップ部は、0.4mm厚真鍮板から切り出す。案外単純な形になるが、寸法通りに切り出せば問題ない筈である。 |
|
ワゴントップ部サイズは、広口は15.5mm、狭口は13.5mmになればOKである。 |
|
第2ボイラー胴と火室は前方後円墳の形とした。
素材は他と同じ0.4mm厚真鍮板を使用する。 |
|
強度を確保するため、下地に下部をカットした15.5mmパイプを使用する。 |
|
これまでに製作した煙室、第1及び第2ボイラー、火室を合体しボイラーの形が見えてきました。大勝号の姿が見え隠れしてきた。 |
|
実車、大勝号のボイラー部分(小樽市総合博物館) |
|
|
|
2011年8月5日(金) |
煙室前妻&油灯の製作 |
このところの真夏日、猛暑日には閉口しております。毎日が30度以上と言うのは札幌では経験がありません。こんな中でも行きかう人たちは平然として、暑さを感じていない様にはビックリしている。自分にはそうなる自信はありません。
影響は工作にも現われており、集中力が保てない、進捗力がダウン等々と言ったところです。煙室前面妻板は何度やり直したことか、それでも狂いが出てしまい妥協せざるを得ない。涼しくなったら手直ししたいと考えているが、何時になるだろうか? |
|
煙室前部妻板の製作:
暑い中、熱っいコテを握りアツツクなる工作をしました。
このロコの煙室扉には、テーパーが付いているため旋盤加工で対応した。 |
|
妻板は、今後の作業と完成後の維持管理用に嵌め込み式とし、左回転でロックされます。 |
|
煙室上部に油灯用の台座を取付、ライト配線用のパイプを煙室内部まで通しておきます。
前妻板ロック用引掛け具に利用しています。 |
|
油灯は、高10.5mm(台座を含む)幅5.6mmの大型で煙室と同位の大きさがあり、洋白板小片から切り出し組立は比較的楽に進みました。
ガラスは張り付けの煩雑さを避け下から差し込むことにしました。
台座への取り付けは後部からのねじ止めによる。 |
|
大型油灯と煙室妻板の完成です。
大勝号の顔が出来上がりましたことから今後の推進役になり、テンション上昇となりたいものです。
周りは夏休みとかでザワザワ落ち着かない雰囲気、コチラはこれまでの遅れを取り戻すのに躍起になっておりますが、落ち着き過ぎますとマタマタと成りかねません。 |
|
|
実車大勝号のボイラー前部、油灯、煙室妻板です。 |
|
|
|
|
| <<前のページ | 次のページ>>|
|
|
|