不登校生徒と地域として関わりを持つ。登校の促しだけではなく、人間関係等の悩みを克服し、社会とのつながり等を通じて主体的に立ち上がっていくための支援をする。また、保護者を積極的に支援するため、悩みや情報を共有できる場を提供する。
　ＬＤ・ＡＤＨＤ・広汎性発達障害の児童・生徒を積極的に受け入れ、ソーシャルスキルトレーニングを中心とした学びの場を提供する。

�@不登校生徒と地域とのコミュニケーションの確立とまなびの場の提供
　孤独感や孤立感、疎外感から解放を目指し、教科書中心の個別対応学習を提供する。 中学生〜高校生までの異学年交流により、広く人間関係を学ぶ。 3教室ある環境を最大限に生かし、集団に馴染めない登校初期の生徒へ個別学習室を用意し、段階的に集団対応できるよう配慮する。

�A不登校生徒の保護者支援の確立
　保護者が抱え込んでいる状態から当事業との関わり、保護者会による交流で問題を共有したり、討論したりすることにより、支援ネットワークを構築できる。

�B不登校生徒の在籍校との連携
　家庭が学校に不登校の原因となっている問題を提示しても、真摯に受け止めてもらえない現状を訴えられることが多い。 当事業では通学・通級　してくる生徒の在籍校に出向き、問題解決に向けての連携に努めている。 連携の効果としては学校関係者の不登校生徒の理解が深まり、対応が生徒に合わせたものになる等が挙げられる。

○活動目標
・自主自律を目標とし、自分の意志で何事にも取り組むことを目指します。
・個々の理解を深め、一人ひとりの個性や適性にあった学習と進路選択を目指します。

○活動の特徴
・男女共学・小人数制による学年・年齢を越えた活動で、信頼関係に基づいた人間的関わりを重視します。
・基礎基本を重視するとともに、個々の学習状況に応じた柔軟な教科学習を実施します。
・基礎学習を重視し、個別学習とグループ学習をバランスよく組合せています。
・各種の体験学習など、実体験から学ぶことを重視しています。
・とにかく『得意を伸ばす』ことが大切だと考えています。
・ＬＤ・ＡＤＨＤ・広汎性発達障害の生徒への指導経験が豊富です。お困りの方はご相談下さい。

○活動時間
・10：00〜15：00までが全体として活動時間です。この時間内において、一人ひとりのスタイルに合わせて登下校や時間割を作成していくことが可能です。

○特別な支援
・引きこもり傾向がある生徒への対応をきめ細かに行います。
・訪問カウンセリングや教室でのカウンセリング、様々な方法で支援し、打開策を提案します。

Ｑ：子供たちの在籍中学校はどこになるのですか？
Ａ：フリースクールに通ってきている子供たちは、居住区にある通学区の公立中学校に在籍になります。

Ｑ：中学校の出欠の取扱いはどのようになるのでしょうか？
Ａ：文部科学省の文言のもと、在籍する中学校の学校長の承認により、フリースクールだいとへの登校日数を在籍校の登校日数に振り返ることが認められるケースもあります。
※　だいと中等部では「出席扱い」をトップセールスにしていません。
　　「出席扱い」を求める方は、行政の適応指導教室をぜひご選択下さい。
　　私たちは、生活スキルの向上、対人関係スキルの向上、個人内スキルと学力の向上を目指して支援しています。
　　「出席」になっても、上記スキルが身につかなければ、再度不登校や引きこもり状態になる傾向があるためです。

Ｑ：通学定期券は購入できますか？
Ａ：フリースクールだいとでは、通学定期券を買うための証明書は発行できません。在籍する中学校の学校長の承認により証明書が発行され、通学定期券を購入することが出来ます。

Ｑ：通級的に利用することは出来ますか？
Ａ：原則として通級的利用は認めています。ただし、一貫した指導が困難になり、さまざまな面で子供たちが混乱する可能性が大きくなります。その結果、良い教育効果が望めなくなり、通学的に利用する子供たちの混乱があると判断される場合は、こちらから相談させていただきます。通学するペースをつくるために、できる限り対応いたします。

Ｑ：卒業後の進路指導は行っていますか？
Ａ：個人面談を通じて、一人ひとりに適した進路決定ができるように支援してまいります。また、高等部への進学に関しましては、優先入学の制度があり、入学金の一部が免除されます。詳細はお問い合わせ下さい。