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(2012.03.03)

新LCD DISPLAYに交換し見やすくなった(ただしBLは黄緑となった)

入手した帯域幅3KHzのLSB&USBのIFモジュール

左上部に見えるのが50MhzのリファレンスUNITとシリアルコントロールのUNITです。
右側の黒いUNITがSW電源部で、その上に乗っているのは自作のANT等のインターフェイスです。

動作し始めてから何年かは快調に動いていた。しかし、先にも記したが、このバージョンの受信機はSSBの帯域が2KHzと狭く、初めは良くても人間欲が出て左のようなLSB&USBの3KHz帯域のメカフィルユニットを探してきた。
これでもっと音に幅が出るだろうと思い、、どのように実装したらよいか思案をしていたら、突然LCDのディスプレーのバックライトが消えてしまった。



WJ-8626A-4のIF UNIT部を見る

上部パネルをはずしてまず驚かされるのが、パネルの裏側にエンボス加工された銅箔が張られ、本体シャーシとの接触を保っていること。内部は、各UNITがプラグイン式で整然と配置されている。
右下の大きなスペースはオプションのプリセレクターが、配線済みのケーブルで接続されるようになっている。残念ながら実装されていない。長い間探しているのだが、いまだに見たことがない。

WJ-8626A-4の上面パネルをはずしてみる

WATKINS_JOHNSONの受信機は、日本国内でも人気が高く多くの人が使っていますがこのWJ-8626Aタイプの受信機はなかなか珍しいもののひとつです。
 この受信機は5.0Khzから30Mhzまでを10Hzステップでチューニングが出来、IP3は30Khzセパレーションで+20dbm、IFの帯域LSB.USB共に2Khzですがちょっと聞くと2Khzでもこんなにいい音するんだと思われると思います。
 この受信機も、ご多分に漏れず我が家に入ってきた時は、電源は入るもののコントロール不能の状態であったが何点かの部品交換で動き始め、現在は快調に動いている
この受信機のLCDディスプレーは、調べてみたらEL発光体のブルーがついていた。ELは今流行の省エネだが,寿命が5000時間位しかないので、LEDのバックライトにしたかったが、果たして同じ規格のが手に入るか?何せ、ディスプレーを良く見るとAFCの動作をキャラクターで表示するのや信号強度がドットとバーで変化するのが混じっている。ひょっとすると特注くさいし、また古いCMOSで組まれたコントロール回路だし・・・てなわけでいろいろ悩んだが、壊れたディスプレーを良く見てみると、1番ピンはグランドだし2番ピンはVCC それに3番ピンはコントラストのVRに接続されていたので、6番ピンの動作をシンクロで見てみたら波形的にはEnable信号だった。
これに気をよくして先のAFCのキャラとかが出なくても問題ないと24*2のキャラクターディスプレーを購入し接続したら、今までの思案がうそのようにすべて元通りに表-示するようになった。
ちなみに、使用したLCDは、元のものから寸法を計測し米国のサイトから探したもので、SC242A101C2YY6Nという型番で、取り付けねじの位置等もわずかに基板を削るだけでジャストフィットする。ただ、写真でも判るようにオリジナルのブルーのバックライトと異なり、黄緑のものしか手に入らなかったが視認性はあがったと思うのは負け惜しみだろうか。

WJ-8626A-4のフィルターUNITをはずして見る


Collinsのメカニカルフィルターが5本実装されているSSBには
村田製のセラミックフィルターが実装されている

WJ-8626A-4ユニットラック上面から見る

このWJ-8626A-4は、WATKINS社のWJ9040シリーズのDirect Findig systemのHF帯用の受信機です。Systemでは、このWJ-8626A-4が30Mhzまでをカバーし、それ以上の周波数は同形で20Mhzから1400MhzまでをカバーするWJ-8628A-4の受信部と、受信帯域内のスペクトラムの表示それに伴うFSK等のデモジュレーターなどが、高さ1Mほどのラックに収められています。WJ-8626A-4は、非常に巧妙作られており、この本体とあわせてWJ8626A-1とペアで使うことによりまったく同じ受信機を2台使うような構成になっています。WJ8626A-1はコントロール部を除いて、まったく同じものが内蔵されており、WJ8626A-4のパネルコントロールからコマンドを入れると、このコントロールパネルにより、WJ8626A-1がもう一台の受信機として働くのです。このWJ8626A-4は、リファレンスの周波数が高く50Mhzのリファレンスが必要です。しかし、9040用のシステムラックには高安定のリファレンスが設置されています。 このシステムラックも、また巧妙で内部に各ユニット接続のDサブコネクターが各スロットに用意されていますが、其々のユニットはどのスロットに差し込んでも動作します。こうしたわけで、我が家では左からWJ8626A-1オーディオ分配とSPユニットのWJ9040SPN100それにWJ8626A-4の本体との順で挿入してあります。 本体パネルはダイヤル、オーディオ、RF GAINそれにバックライトの輝度しかつまみはありません。後の操作はすべてキーパッドよりメニューで選択していきます。当初我が家にきたときはマニュアル類が一切なくしかも動作しない状態だったのですが、重症の故障ではなかったため何とか修理して、操作し始めましたが、メニューにしたがって難なく動かせるようになりました。
WATKINS&JOHNSONWJ-8626A-4 HF Receiver
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