数あるドイツ製の受信機の中でも、このHagenuk製の受信機は好みのデザインで、一度は使ってみたいと思っていた。 しかし私の目に付き始めた頃は$3000−$4000位していたのでなかなか手がでなかった。
 このHagenuk製の受信機は、この1001タイプと1001Mタイプそれに最新のRX3002があるが、我が家にやってきたのは1001タイプだ。この受信機は写真でも分かるようにstatusが全てLEDにて表示され視認性に優れている。また全ての設定はテンキーよりの入力にて切り替える。

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電源UNIT

Hagenuk RX1001Rear Panel

Hagenuk RX1001は、ドイツ製の数ある受信機中でも、一度使ってみたいと思っていたが、この度縁があって一番古いモデルだが我が家にやってきた。この後のモデルのRX1001Mが欲しかったが、現在の相場で2000Euro-3000Euroはなかなか手が出ない。
しかし、古いとはいえなかなか使い勝手の良い受信機で、モード周波数設定等の全てをテンキーによりセレクトする構造で、10Hzおよび100Hzステップでダイアルにより周波数が可変できる。またメモリーは40CHあり、テンキーよりの周波数設定は*を押すと入力モードに切り替わる。また、メモリー入力は表示された周波数を、始めに9を押し次にCH番号を入力すると、モード等を含めてメモリーされ呼び出す場合は#を押してCH番号を入れればOKだ。
こうして書くと非常に良い受信機のようだが大きく分けて3点気に入らない点があり、これを改良しないとシステム内に組み入れて使う気がしない。

1番目の改良点----  オーディオ帯域が狭い
オーディオAMP部で低域及び高域のカットがなされており、この定数の変更をする。ところが、この高域の処理をするとこの受信機の最大の欠点である電源部の問題が浮き彫りになってきて大幅な改造が待ち受けていることとなった。
是は、電源部が18V及び12V5VとSWレギュレーターを使用し、しかも30KHz台で処理されており、このノイズがオーディオに入り込んでくるのだ。だからこのオリジナルの音のように妙に高域のないスカッとしない音になっているのだ。
2番目の改良点----  電源部の改造
この受信機は、電源部で24VDCをトランスにより作り、各電圧はDCDCコンバーターにより作られているので、このDCDCコンバーター基板を撤去し新たにシリーズレギュレーター基板を製作し換装することにした。こうすることでSWのノイズから逃げることが出来PLL等に対するノイズ特性も向上するはずである。
3番目の改良点-----  AGCの改善
AGCのLONG MODEが長すぎ(約5Sec)手、我が家のように送信中はANT回路にATTを入れるだけのような使い方をする場合は、受信に移ってもAGCの時定数により相手の信号がマスクされてしまう。
こうした点を改良すれば非常に素性の良い受信機なので、私のお気に入りになってくれるだろうと期待をしつつ現在基板作りを始めたところである。

AGC回路の定数変更

2ndIFのフィルターボードで3個の5MHzのクリスタルフィルターが実装されている。このクリスタルフィルターを見て驚いたNDKと明示されている多分日本電波工業に間違いないと思う。昔仲間で10個か20個をNDKに特注し非常に特性の良いのに驚いたことを思い出した。
まだ特性を測定していないが聞いた感じではすその切れは素晴らしく良い。

FILTER UNIT

換装終えた電源UNIT(2008.4.29)

シリーズ安定化に換装をした電源UNITは、5Vラインが2.5A18Vラインが1.5A、それに保護回路等を組み込んだため、発熱が相当ありまずは放熱対策から考えて3mm厚の51S材を多用し面積の確保に努めた。安定化にはLM338Tを使い18Vラインにはリップルフィルターを組み込んだ。初めて5AタイプのLM338Tを使ったが、当初サーマルプロテクションが働いてうまく動作しなかったがサーマルコンパウンドの塗布の仕方やねじの締め付け等の対策でようやく動作するようになった。現在スタートパルスの処理で悩んでいるところです。
しかし、電源の強化はてきめんでAFのノイズの混入ははもちろん、全体のノイズの音が変わった、今後が楽しみだ。

これが問題の電源UNITだ、中央の基板がDCDCコンバーターで、この部分を新たにシリーズレギュレーターで組み換装する

R21 10k----470     Atack time約2msecに改善
C17 100u---22u    Atack時の電圧をCを少なくし下げる
R24 22k---100k    Cを小さくしたので時定数の値合わせの為 
R91 10k----1k     AFのAtack応答を改善
R92 120k---50k    4066のOFタイムを4秒を1秒に改善
以上の改善により、AGCの感じが違和感が取れてきたがまだAtack歪が時々感じられる。

AGC回路の時定数回路の抜粋だが、マニュアルによるとIF回路からの出力から通常通りAGC電圧を発生させているが、さらにAF回路からダイオードにて発生した電圧で時定数回路を通し約4SecでAGCdischarge回路のRをアナログSWでグランドに落とすようになっている。
これが、最初に聞いた時に異常に感じた原因だ。すなわち、信号が入りAGC電圧が発生すると同時に,変調信号の場合AFに出力が発生するのでそれによりコンパレーターの出力が4066をOFにする、そして信号がなくなるとその4秒後に始めてdischarge用のR24がグランドに落ちるのでAGC電圧が放電されるのだ。

  

Hagenuk RX1001 HF Receiver
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