オリジナルのTCXOが内部の何れかの部品の故障により発信しなくなった。
このため、修理を試みないで手持ちのTOYOCOMの10MHzTCXOに内部を入れ替えたが、その後わけあって写真のIsotemp社のTCXOに変更した。
結果的にはこの方が、内部の100KHzの基準発信の波形はオリジナルより良くなった。
その後各部のチェックをしていると2ndLOOPの144MHz帯に変換する部分でロックが掛からないので調べると2N5019がおかしく、新品に交換すると正常にロックが掛かるようになった。
これで、1stLOOP以外は全てマニュアルどおりに動作するようになったが、まだ1stLOOPがロックが掛からない。この機械はロック範囲が非常に狭いのとMIX方式のPLLのためか各段のレベルが大事なのだが、マニュアルにレペルの表示がほとんど記載されていないので、図面より推測しそのレベルを探り出している状態です。しかし、現段階で1stLOOPのMIX段までチェックしたので、やがて働き出すものと思っています。
(2009.4.11記)
20年ほど以前に、CANADAのROYAL ACADEMYから放出されたこのRockwellのHF−2050は、最近値下がりして1000$ちょっとで買うことが出来るが、当時はどうしても欲しくて、大枚払ったのを覚えている。
てなわけで、その後時々火を入れては楽しんでいたが、今年の初めになりメモリーが出来なくなり、バックアップ用のスーパーキャパシターを交換した。。その後一月も経たないうちに今度はロックはずれの現象が出始め、一週間も経たないうちにFAULTが点灯し受信不能に陥った。
おそらく製造されてから20数年経っているから仕方ないかと・・・裏ブタを空けシンセサィザーユニットのA5のチェック端子を見てみると、リファレンスOSC、1stLOOP、2ndLOOP共にFAULT状態であった。
Rockwell Collins HF-2050 DSP Receiver