Title9-3.GIF (2758 バイト) 『ローマ人の物語』             

[ 参考書籍 ]        

『ローマ人の物語』のページ [工事中]

I ローマは一日にして成らず [工事中]
II ハンニバル戦記 [工事中]
III 勝者の混迷 [工事中]
IV ユリウス・カエサル ルビコン以前 [工事中]
V ユリウス・カエサル ルビコン以後 [工事中]
VI パクス・ロマーナ [工事中]
VII 悪名高き皇帝たち [工事中]
VIII 危機と克服 [工事中]
IX 賢帝の世紀 [工事中]
X すべての道はローマに通ず [工事中]
XI 終わりの始まり [工事中]
XII  迷走する帝国

211年〜284年A.D 73年間で22人の皇帝が廃立し、混迷を深める3世紀のローマ。西方でのササン朝ペルシアの勃興、対ペルシア戦での皇帝捕囚、ガリア帝国の分離、パルミラの独立的な動きなどの混乱。そして、始まったゲルマン民族の侵入。それらの対応で疲弊する農村経済と都市への窮民の流入。坂を下り始め、いままで多くの国家的な危機を回避してきたローマのシステムが機能しなくなりはじめていた。[2003年12月発行]

XIII  最後の努力

 ディオクレティアヌス帝は蛮族の侵入に悩まされるローマ帝国を、分割して統治する「四頭政」のシステムを導入した。これを崩壊させ、再び一人の手に権力を握ったのが、コンスタンティヌス帝であった。彼は、キリスト教を公認し、ローマ帝国を統治する手段として、キリスト教を振興した。コンスタンティヌス帝により、ローマ帝国は事実上終わりを告げ、中世の扉を開いたといえる。

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