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 ◆チンギス=ハーンの西征(概略)◆
チンギス=ハーンはムカリを国王として東方を任せ、自らは西征を行なった。カラ=キタイ(西遼)の王チュルクを殺して国を乗っ取っていたナイマンのクチュルクを滅ぼし、さらに西のホラズム朝のウルゲンジを占領した。一方、金と宋の戦いは激しくなりつつあった。

チンギス=ハーンの時代(3) 他地域の情勢
1218年 12-モンゴル軍、高麗に進攻。江東城に拠る契丹軍を平定。
8-ムカリ(木華黎)、金の河東に進出。太原、平陽など占領。
カラキタイを乗っ取ったナイマンのクチュルク、モンゴル武将ジェベに滅ぼされる。(モンゴル、カラキタイ領土を占領)
1219年 6-チンギス=ハーンの大西征開始。(〜1225) ルム=セルジューク朝アラー=アッディーン、カイクバーズ1世即位
1-金、討宋の詔を発す。 源実朝、暗殺される
1220年 モンゴル軍、ウルゲンジ占領。ホラズム朝滅亡。 第5回十字軍ナイル河口のダミエッタ占領。
ホラズム朝ムハンマド、モンゴル軍に追われ、カスピ海で没

 

資料 陳舜臣『チンギス=ハーンの一族』