Title9-3.GIF (2758 バイト) EuropeBC46年   

BC51年 gya_l_bg.gif (1060 バイト)  gya_r_bg.gif (1063 バイト) BC32年

カエサル、ポンペイウスとの内戦を制し、独裁官となる

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概略

BC50年元老院は、カエサルとポンペイウスの軍団に解散を迫ったが、カエサルはガリアから南へ軍を進めた。総督が属州を離れるときは、軍団を手放さなければならない法令を破り、ルビコン川を渡った。元老院派と結んだポンペイウスとの内戦状態に入ったが、ローマの民衆がカエサルを支持している状況を見て、ポンペイウスはその軍団とともにギリシアへ逃亡した。カエサルはポンペイウスを追い、BC48年ファルサロスの戦いで、ポンペイウスを破った。敗れたポンペイウスはエジプトで暗殺された。
また、カエサルはエジプトでクレオパトラ7世の王位確立を援助し、21歳のクレオパトラはカエサルの子(カエサリオン)を生んだ。


カエサル、ポンペイウスとの内戦を制し独裁官となる
BC50年  護民官クリオ、カエサルとポンペイウスの軍隊の解散を提案したが、阻止される
ポンペイウス、コンスルのマルケルスからイタリア内の軍指揮権を受け、保守派小カトーと結ぶ
カエサル、北イタリアへ赴く
BC49年 ポンペイウス、独裁官に就任;元老院、カエサル召還命令を出す
カエサル、ルビコン川を渡り、内乱始まる(〜BC45)
ポンペイウス、イタリアから逃亡
カエサル、スペインに遠征し、イレルダの戦いでポンペイウス派を破る
マッサリア(マルセイユ)、カエサルに降る
カエサル、ローマに戻り、11日間独裁官となる
カエサルの副官クリオ、小カトーを追ってアフリカに渡る
クリオ、ヌミディア王ユバと戦い、アフリカで敗死
BC48年 カエサル、第2回コンスルに就任
カエサル、ギリシアに上陸
カエサル、デュラキウムにポンペイウスを包囲するが敗退
ファルサロスの戦い;カエサル、ポンペイウスを破る
ポンペイウス、エジプトで暗殺される
カエサル、エジプトに上陸;王家の内争に介入、クレオパトラ7世を助けて、アレクサンドリア市民と戦う(〜BC47);アレクサンドリア戦役
アレクサンドリアの大図書館、兵火により焼失
BC47年 カエサル、再び独裁官となる
ゼラの戦い;カエサル、エジプトを離れ、ファルナケス2世を敗死させる
カエサル、帰国後、ポンペイウス派掃討のためアフリカ上陸
プレトマイオス13世敗死。クレオパトラ7世、カエサルの援助を得て王位を確定(〜BC30)。共治王としてプレトマイオス14世即位(〜BC44)
BC46年 カエサル、タプソスでスキピオの率いるポンペイウス派を破る
小カトー、ウティカで自殺
ポンペイウス派援助のヌミディア王ユバ自殺;ヌミディアに属州アフリカ=ノウァ設立
カエサル、第3回コンスル就任
カエサル、スペインに向かう

資料 塩野七生 『ローマ人の物語XIV キリスト教の勝利』
石橋秀雄他 『世界史大年表』
サイモン・ジェンキンス 『ヨーロッパ全史』