ブリタニアでのローマ支配強化、ダキア王独立と侵入 |
69年 |
シリア総督ムキアヌス、ダキア人のモエシア侵入を撃退 |
70年 |
ウェスパシアヌス、ローマに入城し正式に即位 |
ティトス、イェルサレムを占領・破壊し、属州ユダヤとする。(66年ユダヤ戦争、67ウェスパシアヌス、ユダヤ征服の後);第一ユダヤ戦争終わる |
ティトス、ローマに凱旋門を建設(〜71) |
71年 |
ティトス、帰国後父ウェスパシアヌスと共にプロコンスル命令権・護民官権限を受ける |
ヤヌス神殿、閉鎖される |
ケリアリス、北ブリタニアでブリガンテスを征服(〜74) |
カピトリヌスのユピテル神殿修復される(70.6〜) |
ウェスパシアヌス、哲学者をローマから追放 |
72年 |
アンティオコス4世を廃位し、コンマゲネを属州シリアに編入 |
73年 |
ウェスパシアヌスとティトス、ケンソルに就任;元老院改革及びスペインの全都市にラテン市民権を賦与 |
74年 |
死海西岸の最後の拠点マサダの堅塁を占領;ユダヤ反乱軍の残党自害 |
ブリタニア総督フロンティヌス、ウェールズでシルレス人を征服(〜ca.78) |
ローマ、ゲルマニアに遠征 |
75年 |
ユダヤのアグリッパ2世とベレニケ、ローマを訪問 |
ユダヤ人歴史家ヨセフォス(ca.37〜ca.100)の『ユダヤ戦記』成立(〜79) |
78年 |
ca.アグリコラ、ブリタニア総督となり、ローマ勢力を伸ばす(〜ca,84) |
79年 |
ウェスパシアヌス没(69〜)、ティトス即位(〜81) |
ウェスヴィウス火山の噴火;ポンペイ・ヘルクラネウム埋没。大プリニウス(主著『博物誌』)噴火で没 |
カエキナとエプリウスの陰謀発覚し、両者処刑される |
80年 |
ローマ大火(3日間) |
コロッセウム完成。ティトスの浴場完成。 |
81年 |
ティトス病死、弟ドミティアヌス即位(〜96) |
ブリタニア総督アグリコラ、フォース湾・クライド湾を結ぶ城壁を築く(後のアントニヌスの城壁) |
82年 |
ca.スペインのサルペンサとマラカの市法の碑文成る(現存) |
83年 |
ドミティアヌス、カッティ族を従え凱旋 |
ライン・ドナウ川に長城(リメス)を築造 |
84年 |
ca.アグリコラ、グラウピウス山麓でカルガクス王の率いるカレドニア人を破るが、召還される |
85年 |
ドミティアヌス、終身ケンソルに就任 |
ダキアのデケバルス王(〜106)、モエシア軍団を破りダキアを統一。ダキア人、ローマ領モエシアに侵入し戦う(〜89) |