ネロ帝自殺、軍人による後継者争い |
66年 |
ネロ、ティリダテスをアルメニア王と認め、ローマで戴冠式を行う |
第一ユダヤ戦争勃発(〜70);ローマの守備隊、反乱軍に各地で敗走 |
ネロ、ギリシアに巡遊し、ギリシアの自由を宣言 |
ウィニキアヌス、ベネウェントゥムでネロに対して陰謀を企図 |
歴史家プルタルコス(ca.40〜ca.120)アテネに来る |
67年 |
ネロ、コルブロに自殺を命じる |
ネロ、コリントのイストモス運河建設に着手 |
将軍ウェスパシアヌス、ユダヤに派遣される |
ウェスパシアヌス、ヨタパタを落とし、反乱の首魁ヨセフォスを降す;イェルサレム以外のガリラヤ・ユダヤの地を征服 |
68年 |
ネロ、イタリアに帰る |
ルグドゥネンシス総督ウィンデクス、ガリアで反乱;ウェルギニウス=ルフスに敗れ、自殺 |
ウェスパシアヌス、5月にイェリコを落とした後、首都の政変のためイェルサレム攻囲を中止 |
ネロ自殺(*1)。ユリウス=クラウディウス朝終焉。以後、軍が武力を背景に皇帝を擁立するようになり、ローマ内戦に突入することとなる。 |
親衛隊長官ニュンフィディウス=サビヌス、ガルバ帝推戴宣言後同僚親衛隊長官ティゲリヌスを退けたが、親衛隊に殺される |
ガルバ、スペイン軍団に擁立される(〜69) |
69年 |
ライン軍団反乱;四帝乱立の内乱 |
ウィテリウス、ライン軍団に推され即位。同帝イタリアに向かう |
ルシタニア総督オト、ガルバを殺害後、皇帝に即位 |
ペドリアクムの戦い;オト、ウィテリクスに敗死 |
ウィテリクス、ローマに着き、元老院に皇帝と承認される |
バタウィイ族キウィリスの反乱、ガリアに広がる(〜70秋) |
ウェスパシアヌス、東部の諸軍団に推され、アレクサンドリアで皇帝を宣す |
クレモナの戦い;ウェスパシアヌス、ウィテリウスの軍を破る |
ウェスパシアヌスの部将アントニウス=プリムス、ローマに入城。ウィテリウス、殺害される。 |
ウェスパシアヌス、元老院の承認を得て単独支配者となる(〜79);フラウィス朝創始 |
シリア総督ムキアヌス、ダキア人のモエシア侵入を撃退 |
70年 |
ムキアヌス、ウェスパシアヌスの軍を率い、ローマ入城 |
ウェスパシアヌス、ローマに入城し正式に即位(〜79年、フラウィウス朝創設) |
ティトス、イェルサレムを占領・破壊(*2)し、属州ユダヤとする。(66年ユダヤ戦争、67ウェスパシアヌス、ユダヤ征服の後);第一ユダヤ戦争終わる |
ケリアリス、キウィリスを降し、ガリア帝国建設の企てを粉砕 |
アカイアを再び属州とする |
ca.平和の祭壇コロッセウムを着工(〜ca.80) |
ティトス、ローマに凱旋門を建設(〜71) |