ユダヤなど属王国での反乱つづく |
38年 |
属州コンマゲネでアンティオコス4世、トラキアをでロエメタルケスを、ユダヤでアグリッパを、アルメニアでコチェスを、ポントスでポレモン2世を属王の統治に戻す |
39年 |
カリグラ、ガリアへ遠征(〜40) |
レピドゥスとレントゥルスとレントゥルス=ガエトゥリクス、モグンティアクムでの陰謀発覚;両人処刑される。小アジアのアグリッピナと娘ユリア、連座して追放される |
40年 |
マウレタニア王プトエレマイオス、ローマで殺害される |
アイデモンの率いるマウレタニアの反乱起きる(〜41) |
ユダヤ人使節、ユダヤ人迫害の訴え;アレクサンドリアのフィロン、ローマに来る |
ガリア=ナルボネンシスのアロブロゲス族、市民権を賦与される |
41年 |
カリグラ、親衛隊将校により暗殺される。(37〜) |
クラウディウス即位(〜54、第四代皇帝);解放奴隷のパラス・ナルキッススを重用 |
セネカ、コルシカへ追放される |
ガビニウス、ゲルマニアでカウキ族を破る |
ヘロデス=アグリッパ1世、属州ユダヤを与えられ、全ユダヤの王となる(〜44)、ユダヤ人、イェルサレムの新城壁を建設(〜44) |
42年 |
オスティアの新港建設着工(〜46) |
スクリボニアヌス、ダルマティア軍団を率いて反乱を起こすが殺される |
ローマ、マウレタニアの反乱を鎮圧(40〜);マウレタニア、二つの皇帝所管属州となる |
43年 |
プラウティウス将軍(〜47)とクラウディウス(〜44)、ブリタニアへ遠征;南ブリタニア、属州となる |
属州リュキア設立される |
44年 |
クラウディウス、凱旋式を挙行 |
ローマ、アグリッパ1世没後、ユダヤを属州シリアに編入 |
属州アカイアとマケドニア、皇帝所管から元老院所管に移行 |
使徒パウロ(〜ca.64)、小アジア南部へ第1次伝道旅行 |
ca.アレクサンドリアの哲学者フィロン没(ca.BC30〜) |
46年 |
内紛でロエメタルケス3世、殺害される;トラキア、皇帝所管属州となる |
47年 |
コルブロ、フリシイ族を征服 |
カラタクス、ブリタニアで反乱(〜51) |
48年 |
皇妃メッサリナ、貴族シリウスと陰謀を企て、処刑される |
クラウディウス、小アグリッピナ(カリグラの妹)と結婚 |
ca.イェルサレムで使徒会議;パウロ、認められる。異邦人伝道を公認。 |
49年 |
哲学者セネカ、追放先のコルシカから召還され(41〜)、法務官に就任。ネロの家庭教師となる。 |
使徒パウロ、小アジアからギリシアへ第2次伝道旅行(〜52) |
50年 |
クラウディウス、ネロを養子とする |
クラウディウス、アグリッパ2世をカルキス王につける |
ローマ、ガリアに侵入したカッティ族を撃退し、ケルンの地に植民市コロニア=アグリッピネンシスを建設 |
ca.(1C半ば)『マルコ福音書』成立 |
51年 |
ブルス、親衛隊長官となる |
オストリウス=スカプラ、カラタクスを破る |
カラタクス、ブリガンテス族の女王カルティマンドゥアのもとに逃亡し、ローマに引き渡される |
53年 |
ネロ、オクタヴィアと結婚 |
54年 |
クラウディウス、皇妃小アグリッピナに暗殺される |
ネロ即位(〜68)、クラウディウス神格化される |
使徒パウロ、エフェソス・コリントへ第3次伝道旅行(〜58) |
55年 |
ネロ、ウェトゥスと共にコンスルに就任 |
ネロ、ブリタ二クス(母アグリッピナが支援していた皇位継承者)を毒殺 |
コルブロ将軍、アルメニア・パルティアへ遠征(〜63) |
57年 |
パウロ(*1)、イェルサレムで逮捕され、カエサレアで監禁される、次いでローマに護送、航行。途上難破に遭う |
58年 |
コルブロ将軍、アルメニアのティリダデス王を破り、アルタクサタを占領 |
59年 |
ネロ、母アグリッピナの殺害を命じる |
コルブロ将軍、ティグラノケルタを征服 |
60年 |
コルブロ将軍、アルメニアを征服し、ティグラネスを王位につける(〜63) |
コルブロ、シリア総督となる |
ca.フェストゥス、フェリクスの後を継ぎユダヤ総督となる |
パウロ、ローマに至り伝道を行う(〜61) |
61年 |
ブリタニア総督パウリヌス、イケニ族女王ボウディッカと、トリノウァンテス族の反乱を鎮圧 |
62年 |
親衛隊長官ブルス没(毒殺説あり) |
親衛隊長官ティゲリヌス(〜68)のもとで反逆罪による処刑頻発 |
セネカ、カンパニアに引退 |
ネロ、オクタヴィアを殺させ、ポッパエア=サビナと結婚(*2) |
カッパドキア総督パエトゥス、アルメニアに派遣され、ランデイアでパルティア王ウォロゲゼス1世に降る |
ネロの浴場完成 |
63年 |
アルプス住民にラテン市民権を賦与 |
コルブロ、パルティアと講和し、ティリダテスをアルメニア属王とする |
64年 |
ローマ、9日間の大火 |
ゲッシウス=フロルス、ユダヤ総督に就任(〜66) |
ネロのキリスト教徒迫害始まる(〜67);使徒ペテロ・パウロ殉教 |
法学者サビヌス没 |
ネロの黄金宮殿(ドムス=アウレア)建設(〜68) |
65年 |
元老院議員ピソ、ネロに対する陰謀を企て発覚、自殺 |
解放奴隷の子ニュンフィディウス=サビヌス、親衛隊長官となる(〜68) |
ネロの妻ポッパエア没 |
ストア派哲学者ムソニウス=ルフス追放される |
哲学者セネカ(BC4〜)と詩人ルカヌス(39〜)、ピソの陰謀に連座し、ネロの命により自殺 |
66年 |
ネロ、ティリダテスをアルメニア王と認め、ローマで戴冠式を行う |
第一ユダヤ戦争勃発(〜70);ローマの守備隊、反乱軍に各地で敗走 |
ネロ、ギリシアに巡遊し、ギリシアの自由を宣言 |
ウィニキアヌス、ベネウェントゥムでネロに対して陰謀を企図 |
歴史家プルタルコス(ca.40〜ca.120)アテネに来る |