Title9-3.GIF (2758 バイト) Europe394年   

387年gya_l_bg.gif (1060 バイト)    gya_r_bg.gif (1063 バイト) 395年

テオドシウス帝の帝国再統一成る

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概略

テオドシウス1世はブリタニア総督で皇帝を僭称していたマグヌス=マクシムスを破って処刑し、394年には、フランク人武将アルボガストに皇帝としてかつがれたエウゲニウスを破り、帝国再統一を成し遂げた。

 

テオドシウス帝による帝国再統一
388年 テオドシウス1世、マクシムスをシスキアで破り、アクイレイアで処刑。
389年 テオドシウス1世とウァレンティアヌス2世、ローマに凱旋。
390年 テオドシウス1世、テッサロニケの反乱を鎮圧し、市民7,000人を虐殺。
ミラノ司教アンブロジウス、テッサロニキの総督を殺したという理由で7,000人の市民の虐殺を命じたテオドシウスを破門とする。
391年 異教信仰の全面禁止令;アレクサンドリア司教テオフィルス、セラピス神殿を破壊。
392年 ウァレンティアヌス2世、フランク人武将アルボガストの反乱によりガリアのウィエンナで殺害される。
アルボガスト、ローマ貴族エウゲニウスを皇帝に擁立(?394)、ローマ内乱。異教反動の最後の抵抗。
エウゲニウス、異郷寛容令を出す。
ヴァンダル族の将軍スティリコ、ゴート・アラン・フン・バスタルナエ諸族をドナウ河畔で破る。
393年 ホノリウス、共治皇帝となる(?423)
394年 エウゲニウスとアルボガスト、フリギドゥス河畔の戦いでテオドシウス1世に敗死。内乱集結。テオドシウスの再統一成る。
395年 テオドシウス1世、ミラノで病没。帝国は東西に分割される。

資料 塩野七生 『ローマ人の物語XIV キリスト教の勝利』
石橋秀雄他 『世界史大年表』
サイモン・ジェンキンス 『ヨーロッパ全史』