Title9-3.GIF (2758 バイト) Europe379年   

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テオドシウス帝、帝国再統一を図る

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概略

ヴァレンス帝戦死後は東方副帝であったテオドシウスが、ローマ帝国東方を継ぎ、帝国の再統一を図った。しかし、はじまったゲルマン民族大移動への対処に追われることとなる。

 

テオドシウス帝による帝国再統一
379年

東ローマ帝国の共同皇帝テオドシウス1世(379?395)帝国再統一を図る。ウァレンティアヌス2世はイタリア・イリュリクム・アフリカを、グラティアヌスはガリア、スペイン、ブリタニアを統治。(注;ウァレンティアヌス2世が支配したアフリカには、カルタゴ以西は含まれない可能性もある。)

380年  テオドシウス1世、テッサロニケ勅令;東方でアリウス派を禁止、アタナシウス派を正統信仰とする。
グラティアヌス、東ゴート族とヴァンダル族をパンノニアに移住させる。
テオドシウス1世、西ゴート族をマケドニアに移住させる。
381年 コンスタンティノープル公会議;ニケーア信条に基づく三位一体の正統信仰を定め、アリウス派など異端を国外追放。キリスト教が国教となる。
382年 テオドシウス1世、西ゴート族と和約締結;軍役を代償に同盟者として、モエシアとトラキアへ移住を認める。

資料 塩野七生 『ローマ人の物語XIV キリスト教の勝利』
石橋秀雄他 『世界史大年表』
サイモン・ジェンキンス 『ヨーロッパ全史』