Title9-3.GIF (2758 バイト) Europe365年   

362年 gya_l_bg.gif (1060 バイト)   gya_r_bg.gif (1063 バイト) 378年

ヴァレンティニアヌスによる兄弟統治

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概略

ローマ帝国が衰退しつつある中、東方ではペルシアと和解し、アルメニア、メソポタミアを放棄するが、アレマンニ族がガリアへ、西ゴート族がダキアへ侵入し、プロコピウスがコンスタンティノープルで帝位を僭称し、カッパドキア軍団を率いて反乱を起こした。個々の侵寇、反乱をつぶす力はまだ残っていたが、ローマは安定を維持することができなくなりつつあった。

 

ヴァレンティニアヌス・ヴァレンスによる兄弟統治
364年

 ヨヴィアヌス帝、コンスタンティノープルに向かう途中で死去。

 ゲルマン民族出身のヴァレンティアヌス、皇帝に選ばれ、西方皇帝となる(〜375)弟ヴァレンスを共同の東方皇帝に任命(〜378)。 帝国を二分して統治した。信教の完全自由を公認。

 ヴァレンティニアヌス帝、息子グラティアヌスに「アウグストゥス」の称号を与える。

 ゴート族、332年のローマとの条約を破棄し、侵入を再開。
 365年  プロコピウス、コンスタンティノープルで帝位を僭称し、カッパドキア軍団を率いて反乱(〜366) 
 アレマンニ族、ガリアに侵入。
 366年  プロコピウス、ウァレンスに敗れ、処刑される。
 ウァレンティアヌス1世の軍、カタラウヌム平原とスカルポナでアレマンニ族を殲滅。
 ローマ教皇ダマスス即位(〜384)
367年  ウァレンス、西ゴート族と戦う(〜369)。
 ウァレンティアヌス1世、息子グラティアヌス1世を共治皇帝とする。
 サクソン人、ピクト人、スコット人、ブリタニアで略奪。将軍テオドシウスが撃退。北ブリタニアに属州ウァレンティア設立(〜370)。
 368年  ウァレンティアヌス1世、ラインを途河、ソリキニウム山でアレマンニ族を破る。ライン平定。
 369年  ウァレンス、西ゴート族と和約を有利に締結。ダキアを放棄。ローマ、年金支払いを停止。

資料 塩野七生 『ローマ人の物語XIV キリスト教の勝利』
石橋秀雄他 『世界史大年表』
サイモン・ジェンキンス 『ヨーロッパ全史』