Title9-3.GIF (2758 バイト) Europe199年   

193年 gya_l_bg.gif (1060 バイト)   gya_r_bg.gif (1063 バイト) 226年

セウェルス帝による帝国再征服とパルティアに対する攻勢

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概略

コンモドゥス帝死後の後継者争いを制したセプティミウス=セウェルスは、内乱後の帝国を再びまとめただけでなく、パルティアに対しても攻勢にでて、属州メソポタミアを設立する。そして、息子カラカラとゲタを共治皇帝として、帝国の継承についても基盤を固めた。


セウェルス帝による帝国再征服とパルティアに対する攻勢
194年 セウェルス、キュジコス・ニカイア・イッススの戦いでニゲルを連破し、敗走中に殺す
ローマ、シリアを2属州に分割(フェニキア・コイレー)
195年 セウェルス、ニゲル支持のオスロエネを征服
要衝ニシビス(チグリス川上流)を初めてローマの植民市とする
196年 セウェレスの軍、ビザンティウムを占領し、破壊
セウェルス、帰国後長子カラカラを副帝とする
197年 トリヌルティウムの戦い;セウェルス、リヨン近くでアルビヌスを敗死させ、その支持者の処刑と財産没収を行う
ブリタニア、2属州に分割される
セウェルス、東方遠征を再開、パルティアと戦う(〜199)
プラウティアヌス、親衛隊長官となり実権を握る
198年 バビロン・セレウキア・クテシフォンを占領
カラカラ(アウレリウス=アントニヌス)が共治皇帝(〜217)に、弟のゲタが副帝になる
199年 パルティアと和約締結;パルティアからメソポタミアを得て、属州メソポタミアを編成
セウェルス、エジプトへ遠征(〜200)


資料 塩野七生 『ローマ人の物語XIV キリスト教の勝利』
石橋秀雄他 『世界史大年表』
サイモン・ジェンキンス 『ヨーロッパ全史』