Europe&MiddleEast1171年 Europe&MiddleEast1187年
サラディン、エジプト・シリアを統一
ヌールッディーンにエジプトに派遣された副将シールクーフは宰相となるが、2か月後に急死。甥のサラディンはダマスクスのヌールッディーンに無断で宰相を継いだ。ヌールッディーンはエジプトに征討軍を派遣するが、サラディンは恭順の態度を明らかにせず、独立国家のように振る舞い、さらに1171年ファーティマ朝カリフが死去したときに、カリフを置かず、ダマスカスのカリフ ヌールッディーンに従うことを宣言するが、事実上アイユーブ朝の創設となる。 |
概 略 |
1171年 |
ファーティマ朝カリフ死去。サラディン、ファーティマ朝廃絶し、自ら宰相となり、ダマスカスのカリフに従うことを宣言。アイユーブ朝創設(〜1250年)。*1 |
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イェルサレム王アモーリー1世は、ヌールッディーンやサラディンの勢力拡大に危機感を感じ、ローマ法王へ十字軍派遣を要請する。しかし、トーマスベケット事件などで混乱する西欧情勢により、十字軍は実現せず。(*2
II-P211) |
1174年 |
ヌールッディーン死去。サラディン、ダマスカスを奪う。*1 |
1183年 |
サラディン。アレッポを奪う。エジプト、シリアを統一。*1 |
資料 |
『世界史大年表』(山川出版社)石橋秀雄 他。 |
*1『アラブが見た十字軍』アミン・マアルーフ |
*2 『十字軍物語』 塩野七生 |
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