不妊の鍼灸治療効果
鍼灸により冷え体質改善、自然妊娠・出産
Sさんは、35歳。去年、肩こり、冷え症、生理痛で来院治療。鍼灸治療により全身の血行をよくして、症状が改善されました。
その時点、妊娠希望があって、不妊治療を加えました。漢方医学により、「宮寒不妊」と考え、腹部・腰部・足などのツボを厳選して、子宮・卵巣の血行をよくして、質の良い卵子とファファと受精しやすい子宮内膜つくりに力を入れました。
あれ以来、3ヶ月の鍼灸治療により、見事に妊娠、そして順調に女の子を生まれました。今元気で子育てに励んでいます。
鍼灸は精子の運動率の改善に効果!
今回は、鍼灸治療によって、精子の質が向上、畸形率や運動率が大幅に改善されたHさんの事をご紹介します!
Hさんは、30代後半で、奥様の体外受精で、精子の運動率は低い(30%)のがわかりました。
約3ヶ月前から、奥様と一緒に治療しに来られました。
一見元気だが、足腰の冷えの症状があり、舌診・脈診と合わせて、腎虚という漢方医学的な診断と考えています。東洋医学では、精子の生成、成熟、量、質など全て腎によって司っています。
ですから、精子運動率の改善及び精子の質の向上のためには、腎を補う事が最も重要です。そこで腎を補うツボを厳選して、鍼灸とお灸を週一のペースで、約3ケ月施術させていただきました。
先週末、再度検査をしましたが、精子の畸形率は正常基準で、運動率は大幅に改善され、60%以上になりました。
奥さんの方も30歳代後半で、鍼灸治療で冷え症や生理痛が改善され、卵巣機能が20歳代くらいようになったと先生に言われました。今、体外受精に進んでいます!
鍼灸でホルモンのバランスを改善、多嚢胞卵巣症候群の無月経治癒
Yさんは、30歳代前半で、18歳で生理の初潮が始まり、以降生理不順の状態はしばらく続く、20歳で生理が完全に来なくなりました。その後、多嚢胞卵巣
症候群と診断されたが、ホルモン治療(カウフマン療法)により生理が来ましたが、中断すると、また来なくなる状態でした。
半年前、Yさんは来院して、鍼灸治療を求めました。
多嚢胞卵巣症候群は、代表的な不妊原因にも数えられる排卵障害のひとつですが、漢
方医学では、脳―腎―肝(衝脈)―子宮との間の調節・制約が失調することによって、生殖機能異常にもたらす疾患と考えられます。そこで、肝と腎の関連ツボ
や小脳鍼及びお灸などを週一のペースで、約5ケ月施術させていただき、生理が始まり、6ヶ月施術の経過で、正真正銘な生理が月ごとに連続来るようになりま
した。
彼女は、現在も治療を続き、結婚・出産の準備をしています!
鍼とお灸によりAMH(卵巣予備能)低下が改善!
Kさんは、42歳で、2年前より不妊治療専門病院で体外受精を始めました。
これまでは、6回くらいの採卵・移植されていましたが、AMH1.2ng/ml、グレードのいい卵子がとれなく、すべて失敗しました。
卵子の質をアップさせようと、2ヶ月前より当院にお見えになられました。
東洋医学では、卵巣機能の改善、卵子の質をアップさせる為に、冷え症や骨盤血流の改善が重要です。なので、まず生理周期に合わせて週に1〜2回のペースで鍼灸とお灸を施術させて頂きました。
嬉しい事に、今回初めて7個の卵が取れて、4個G2,G3のグレードのよい卵子になりました‼
これからは、移植の為、体質改善に向けて、鍼灸とお灸を週に一回のペースで施術させて頂いております。
Kさんの場合、鍼とお灸によって、冷えを改善され、血行が良くなり、栄養を卵巣に行き渡って、AMHが改善され、グレードのよい卵子が採れたと思います!
鍼灸で自律神経を整え、基礎体温の二相性実現
Mさん、30歳。結婚3年、不妊で来診。生理痛、肩こり、冷え症、情緒の不安定などと言われました。基礎体温はぎざぎざで2相性がなく、生理周期も乱れていた状態。
自律神経の状態は直接卵巣期能に影響しますので、治療としては、肝と腎のツボを厳選して、自律神経の調整と同時に冷えや生理痛の改善に力を入れていました。3ヶ月の治療で、すべての症状の改善と共に、基礎体温の2相性も見られました。
今、鍼とお灸にて、肝・腎機能を調節しながら、骨盤の血流をアップして、質の良い卵子をつくり、正常な排卵を促す治療を続けています。
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