美容鍼は遥か晋の時代(古墳時代前後)の「鍼灸甲乙経」に美容ツボが記載されているように中国古来からも盛んに行われた鍼灸美容術です。その目的は、宋時代(平安時代)の医書「聖済総録」には「駐顔美容、当以益気血為先」、つまり、美容を保つためには、まず内臓機能や血液巡行の調節を優先しなければならないという健康美作りが強調され、いまだにその理論は中医美容の基本となっています。療法としては、まず中医の望・聞・問・切という四診診察法により分析された体質に応じ、腹部、背中、四肢のツボを選び、刺鍼を行うことによって内臓機能を整え、血液巡行をよくさせます。さらに、顔面のツボを刺鍼し、真皮層の血行やリンパ循環をアップさすことにより、皮膚の水分の保持やコラーゲンやエラスチンの再生が促せられ、しわ、たるみ、しみ、くすみの除去や改善がなされ、顔面のツヤやリフトアップ&アンチエイジング(若返り)を実現されることとなります。
世界保健組織(WHO)は鍼灸美容の効果を認め、健康美かつ持続可能の美容法と評価され、現在、このメスの使わない健康法+美容法は、欧米でも盛んになり始めています。
施術後、食生活や適切の化粧品の推薦など指導を行い、健康美を維持・継続出来るよう皆様に提案を致します。なお施術の適齢は20歳代から70歳代までで、美容鍼は日本セイリン社特製の一番細い(0.12〜0.14o)ディスポ‐ザブル(使い捨て)鍼を使用致します。