千里鍼療院_当院の特徴

中国伝統医学に基づいた診察・治療法による個々の人の治療プラン、免疫機能・内臓機能の調和・向上によるアレルギー疾患の解消

当院の特徴

西洋医学並びに中医学また東洋医学の四診―望（顔色、舌診等）・聞（息・分泌物の匂等）・問（痛み等の症状）・切（脈診・腹診）に基づいた独特な診察法により個々の体質や病状を分析し、それぞれオリジナルの治療プランを作ります。作成したプランに基づき、鍼とお灸を施術することにより、内臓機能を調整し、自律神経やホルモンのバランスなどを整え、健康の回復、病気の治癒を行います。特に、鍼灸美容・アンチエイジングなどの皮膚科・内科系のニーズ、不妊症・生理痛などの産婦人科疾患、生活習慣病・老年病、アレルギー疾患、神経系疾患の面で、より一層高レベルの診療が提供できることを確信しています。また、「治未病」の観点から、まだ病気になる前の亜健康状態に着手して、内臓機能や局部機能をリセットし、体や心の痛みや悩みを除き、健康状態を維持できるようサポート致します。そして施術後、それぞれの体質に応じ、適切な食生活、日常生活、運動療法などについて指導やアドバイスを提供致します。

●美容鍼灸

美容鍼は遥か晋の時代（古墳時代前後）の「鍼灸甲乙経」に美容ツボが記載されているように中国古来からも盛んに行われた鍼灸美容術です。その目的は、宋時代（平安時代）の医書「聖済総録」には「駐顔美容、当以益気血為先」、つまり、美容を保つためには、まず内臓機能や血液巡行の調節を優先しなければならないという健康美作りが強調され、いまだにその理論は中医美容の基本となっています。療法としては、まず中医の望・聞・問・切という四診診察法により分析された体質に応じ、腹部、背中、四肢のツボを選び、刺鍼を行うことによって内臓機能を整え、血液巡行をよくさせます。さらに、顔面のツボを刺鍼し、真皮層の血行やリンパ循環をアップさすことにより、皮膚の水分の保持やコラーゲンやエラスチンの再生が促せられ、しわ、たるみ、しみ、くすみの除去や改善がなされ、顔面のツヤやリフトアップ＆アンチエイジング（若返り）を実現されることとなります。
　世界保健組織（WHO）は鍼灸美容の効果を認め、健康美かつ持続可能の美容法と評価され、現在、このメスの使わない健康法＋美容法は、欧米でも盛んになり始めています。
　施術後、食生活や適切の化粧品の推薦など指導を行い、健康美を維持・継続出来るよう皆様に提案を致します。なお施術の適齢は20歳代から70歳代までで、美容鍼は日本セイリン社特製の一番細い（0.12～0.14㎜）ディスポ‐ザブル（使い捨て）鍼を使用致します。

●不妊治療など

　臨床検査で、大した異常はない、或いはまったく正常であるのに、不妊や冷え症、生理痛、更年期障害などに悩まされている女性が沢山居ることを良く聞きます。そのような女性にとって、鍼灸と漢方治療は最適なものと言えます。当院では、中医学に基づいて個々の体質を分析し、治療プラン（ツボ選び）を立て、鍼やお灸で、全身に施術を行います。体全体や卵巣・子宮の血行をよくし、自律神経・ホルモンのバランスを整えて、卵の着床しやすい体のベース作り、妊娠・出産の夢を実現する手助けを致します。鍼治療により妊娠しやすい体質に変わることは、米国生殖医療学会誌やイギリス医師会誌などに、鍼灸治療により体外受精（IVF）を受ける女性の妊娠確率は対象群より大幅に向上することがあいついで報告されていることからも明白なものとなっています。
　不妊治療のみならず、鍼灸を通じ全身機能の調節や内分泌機能が整えられることによって、生理痛や冷え症・更年期障害等の婦人科諸症状を取り除くことも出来ます。当院では、鍼・お灸治療の後に、食生活や漢方薬の使い方などについても細かく指導を行います。

●神経疾患の治療

　西洋医学では対処の難しい脳卒中後遺症の半身不随や失語症、中枢性＆末梢性顔面神経麻痺、ギランバレー症候群、突発性難聴、メニエル病、耳鳴りなどに対して、鍼灸の治療は大変有効なものと言えます。鍼とお灸を全身及び局部に施術し、中国の吸い玉や五行鍼などの併用で、内臓機能の向上、局部血行の改善を行うによって神経機能の回復を図り、症状の改善や全治を求め、健康を回復することができます。

●ペイン（痛み）治療

五十肩、肩凝り、坐骨神経痛、ギックリ腰など痛み、しびれ、運動機能障害等に対して、鍼とお灸を施術することにより局部の血行改善を図り、炎症を沈静化し、疼痛因子を除くことで機能回復をさせます。効果の維持や再発防止などを図るために、自宅でできるリハビリテーション療法や日常生活の指導も行います。

●生活習慣病・老年病など全般的治療

個々人の体質に応じた鍼とお灸治療を行うことにより、血行改善、内臓機能・代謝力・免疫力の向上を図り、健康回復、老化防止、認知症の改善や防止を図ることができます。個々人の体質に応じ適した治療や、亜健康状態の体質リセット調整、適切な運動療法・食事療法などの指導を行い、健康状態の持続、リバウンドしにくい体質づくりを提案、指導致します。

●小児疾患の治療

　小児喘息やアレルギー疾患、夜尿症、消化不良、下痢・便秘など、成長期によく見られる小児疾患や症状にも鍼灸治療は大変大きな効果が有ります。漢方・鍼灸医学に基づいた個々人に適合したプランにより、施術を行います。鍼を使用しない小児鍼治療も行うことができます。