10月17日、三菱長崎造船所で船体建造中だった、あきづき型護衛艦の3番艦の命名・進水式が行なわれ、「117すずつき」と命名されました。今後、艤装工事が施され、14年3月に就役予定です。建造費は726億円。
三菱長崎造船所では、3年連続で「あきづき型護衛艦」を建造。すでに試験航海に入っている2番艦「てるづき」は13年3月に就役となります。さかのぼれば旧日本海軍の「秋月型駆逐艦」の2番艦も「照月」、3番艦も「涼月」でした。両艦とも三菱長崎造船所での建造でした。あえて同系列で統一して命名したのは、自ら旧海軍の歴史と伝統を継ぐとしてはばからない海上自衛隊だから当然でしょうか。それを人は時代錯誤と呼びます。
あきづき型護衛艦は「ミサイル防衛」に従事するイージス護衛艦の「防衛」と補完の役割を念頭に設計され、第5〜第8護衛隊に各1隻ずつ配備されることになっています。1番艦はすでに12年3月に佐世保基地に配備されました。
【参考資料】
・あきづき型護衛艦
(2012年10月18日)