佐世保米軍家族住宅が拡張へ
佐世保市とハウステンボスが同意


新たに米軍住宅が建設されることになったハウステンボス第5駐車場。
左の駐車場入り口から先に代替市道ができる。右は米軍高層住宅。

 12月24日、09年度予算案が閣議決定されました。この中に、米軍の求めている新たな家族住宅建設に伴う道路の付け替え工事費、約3億円が計上されました。

 米軍はハウステンボスの第5駐車場約31,000m2、針尾住宅地区メインゲート前の市道用地約3,000m2と、それに隣接する県道用地約2,000m2の提供を求めていましたが、ハウステンボスは11月5日に、佐世保市は12月18日に同意しました(長崎新聞)。付け替え道路は、市道・県道の提供によって「釜墓地」への交通が断たれるための代替道路(約5,000m2)の新設です。

 佐世保市と市議会は、原潜ヒューストンの放射能漏れ事故の実態が不明のまま、今後の原潜の入港を容認してしまいました。そしてまたしても米軍の求めに応じて土地の提供に踏み切りました。今回で5度目の拡張です。結局は米軍の言いなりという、そしりは免れません。

(2008年12月25日)

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