「こんごう」のMD対応工事終了か?

 「ミサイル防衛」対応型への特別改造工事が行なわれている「イージス護衛艦こんごう」は5月下旬には試運転に出かけ、6月15日頃から長崎港の中央錨地に停泊しています。

 長崎新聞は、三菱重工長崎が6月18・19日の両日の午後7時半から午前0時まで、長崎港で護衛艦のレーダー試験を行なうことを報道しました。プロペラ機を飛行させ、レーダーで捕捉できるかを試験するものです。記事には「護衛艦」としか記していませんが、おそらく「こんごう」と思われます。

長崎新聞06年9月23日付
 昨年の9月25,26日には新型イージス護衛艦「あたご」の試験のために、市内上空をP3C1機が飛行し、「経路は住宅密集地を極力避けるが、風向きによって若干の音が聞こえる可能性がある」と長崎新聞が報道しています。また4年前の8月にも「イージ護衛艦ちょうかい」のレーダー試験のために対潜哨戒機P3Cが長崎市上空を6000メートルの高度で飛行することが報道されました。これらの試験の際、イージス艦は中央錨地に停泊していました。

 今後、新イージスシステムと迎撃ミサイルSM3を9発搭載し、年末には米海軍とともにハワイ沖で、初めての「迎撃実験」を行なう予定です。

 この件について、共同通信は6月9日、米国防総省が総額4億7500万ドル(約578億円)のミサイル防衛関連装備を日本に売却すると議会に通知したことを報道しました。この中には9発のSM3が含まれ、「こんごう」へのSM3配備計画の一環としていますが、あまりにも高額です。防衛庁装備本部資料からは「こんごう」が340億円、「ちょうかい」が247億円と読み取れます。したがって共同の記事は、その合計金額と見るべきでしょう。