久間暴言、大臣辞任だけでは済まされない

  7月5日、「原爆投下はしょうがない」という原爆投下を正当化する暴言を述べた久間章生・前防衛大臣と、それをかばい続けた安倍首相に抗議する緊急昼休みデモが行われました。

 原水爆禁止長崎県協議会と「軍事費を削って、くらし・福祉・教育の充実を長崎県実行委員会」(くらふく実行委員会)がよびかけ、約90人が参加、「久間議員は国会議員を辞職せよ」「非核三原則を法制化せよ」などとシュプレヒコールしながら市役所前から県庁近くまでを往復しました。

 県原水協の片山明吉事務局長は「久間大臣の辞任で沈静化する問題ではない。怒りの声は続いている。発言がいかに重大だったかということだ。失言ではない」と述べ、「久間議員の国会議員辞職、政府に非核三原則の法制化、核兵器廃絶の先頭に立つ立場を明らかにすることを求めよう」とよびかけました。

 大臣を辞任して済む問題ではなく、長崎県選出の国会議員として恥を知り、議員辞職すべきです。また問題の根底にはアメリカの核に依存し続ける自民党・安倍内閣の姿勢があることは言うまでもありません。