米軍針尾住宅地区4度目の拡張 1月26日、日米合同委員会は米軍の「針尾住宅地区の土地の追加提供について」合意しました。住宅や店舗など生活関連施設を建設するということです。新たに提供するのは現在地に隣接する民有地約23,000m2と国有地約180m2。民有地の地権者とは賃貸借契約を結ぶことで合意済みで、提供施設等の「借料費」で借上となります。 「針尾住宅地区」は米艦船の佐世保母港化が始まる中、県が所有していた針尾工業団地の一部、約215,000m2を提供することで開設されました。その後、3回にわたって土地が提供され、今回が4回目で計約316,000m2と当初面積の約1.5倍に拡張されることになります。
住宅や施設の建設には「思いやり予算」約300億円が注ぎ込まれました。住宅はこれまでに9階建て高層住宅4棟(272戸)、2階建て低層住宅35棟(216戸)の計488戸の家族住宅が建設されました。現在、中層住宅1棟(44戸)の建設工事が始まっています。それでも米軍は400戸の住宅が不足としており、前畑弾薬庫の返還の条件の一つとして日本側負担による住宅解消を要求しています。 【土地提供の経過】 【関連資料】
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