長崎県が「国民保護」図上訓練実施へ 10月13日、長崎県は「福江島に武力攻撃」があったと想定して21日に図上訓練を実施すると発表しました。「武力攻撃事態等において、国民保護法に基づく国民の保護のための措置がどのように機能するか、県及び市町村並びに関係機関が連携して、図上訓練を実施することにより、イメージの共有化を図る」ことを目的としています。 訓練には県や五島市、県警本部、陸自第16普通科連隊、長崎海上保安部のほか、長崎市、佐世保市、西彼時津町の担当者、約30人が参加します。 9月20日に公表した計画素案では、離島からは本土への全島避難を前提に、県は市町村と連携しながら避難の時期、主要な避難経路、交通手段など避難方法を示すとしています。 長崎新聞10月15日付は、「訓練では『ある国の艦船が東シナ海に集結し、福江島に向かっている』との想定で、住民を民間船舶や海上保安部の船艇を使って避難させるまでをシミュレーションする。長崎市内のビルの一室に県対策本部、五島市対策本部をそれぞれ設置し、情報収集、避難指示などの流れを地図などを使って確かめる。」としています。 五島市は約2万1千世帯、人口約4万7千人です。五島列島の福江島、奈留島、久賀島、椛島、黄島、赤島、蕨小島、黒島、島山島、嵯峨島及び前島の11の有人島からなります。これだけの住民を速やかに本土へ輸送する手だてがはたしてとれるというのでしょうか?
平成17年10月13日 長崎県国民保護図上訓練の実施について 下記のとおり、長崎県国民保護図上訓練を実施いたしますので、お知らせします。 記
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