揚陸輸送艦ジュノー改修工事
8ヶ月間の北アラビア湾配備から帰還した揚陸輸送艦ジュノーは短期間での大規模修理を行なっています。6週間にわたるSRA(Selected Restricted Availability)の真っ最中です。SRAは艦船が大規模修理や装備のオーバーホールを受ける一つの機会です。 もともとの修理は昨年夏の予定でしたが、急きょ第5艦隊の責任地域に配備となったため修理は中断されていました。今回、残された900以上の契約作業がなされます。費用は1200万ドル。大規模修理作業は空調や循環水や汚水を一時的に停止させることになりますが、乗員の生活ができないほどではないようです。契約された日本人労働者も含めてかなり大量の仕事をこなしているといいます。新しい艦船支援複合施設の完成が短期間の修理を可能にしたようです。 01年のジュノーSRAでは電気系統や飛行甲板をアップグレードし、また、バラスト・タンクのオーバーホール、2基のCIWS(高性能20ミリ機関砲)のアップグレードが行われました。1969年に就役したジュノーは今年で36年になります。06年には退役となるため、今回が最後の修理かもしれません。その後はまもなく完成する最新鋭のサン・アントニオにとって替わられます。 ジュノーの後は、7月初旬から9月初旬にかけてエセックス、9月から11月初旬にかけてハーパーズ・フェリーの修理が行われる予定です。場所はすべて立神係船池の接岸している岸壁で行われるようです。 【関連記事】 |
|