立神港区に艦船支援複合施設完成 05年4月、立神港区の開発計画の機軸となる艦船支援複合施設の1期工事が終了しました。日本政府の施設整備費(「思いやり予算」)で建設されたもので工業用ショップ、オフィス、管理区域、訓練施設や教室、屋上駐車場を備えています。4階建で建築面積4,785m2、延面積11,893m2。他にランプ棟(屋上駐車場への傾斜路)543m2、延1,570m2、ウェットトレーナー施設196m2。 新しい建物には複数のテナントが入ります。艦船修理、維持スケジューリング、および維持トレーニング部門を集約・統合されます。第1強襲揚陸部隊タスクフォース76、艦船修理廠日本地域メンテナンスセンター佐世保分遣隊、洋上訓練部隊西太平洋分遣隊、太平洋艦隊技術支援センターなどが移動してきます。 これまで艦船修理廠佐世保分遣隊は、1920年代に建設された日本海軍時代の老朽化し、分散さた施設を使用してきました。艦船支援に必要な部門が一ヶ所に集中することで生産性は飛躍的に高まります。これまでいくつかの作業を完成させるためには1つのはしけから別のはしけに行かなければならなりませんでしたが、今やこれらの作業は1つの建物中でできることになりました。 艦船支援複合施設は両側に艦船を着けることができる格好の位置に建てられました。また一つのフロアーに多くのテナントが入ることで作業関係が改善されます。ウェットトレーナー施設では乗員が実際の環境下での修理の進捗を学ぶことができます。 この施設の完成で佐世保基地の機能は大幅に飛躍します。2期工事では総合兵站運用分遣隊用の倉庫や管理スペースや屋上駐車場が追加される予定です。2期工事は07年に計画されています。
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