米海軍佐世保基地に
長崎新聞1月7日付は、米海軍佐世保基地に配備されているオースチン級のドック型揚陸輸送艦ジュノーに代わって、今年就役予定のサン・アントニオ級ドック型揚陸輸送艦が配備されることを報道しています。 サン・アントニオはオースチン級に替わるサン・アントニオ級の1番艦です。サン・アントニオ級は12隻の建造が予定され、オースチン級に比べ大型化し機能が大幅に強化されています。八角形のマストが特徴で、センサーの保護とセンサーの機能を増幅させる役割をしています。C4Iシステム(Command, Control, Communications, Computer, and Intelligence)も備わっています。さらにレーダーに探知されにくいステルス設計やRAM(Rolling Arframe Missile)システムを採用しました。内部には医療用施設も充実しており、内科・歯科の手術室がそれぞれ2室、24の病室があります。従来の海兵隊や車両・物資の輸送に加えて、遠征攻撃群の第2の(エセックスなど強襲揚陸艦に次いで)飛行プラットホームの役割を果たします。これは米海軍の新戦略SEAPOWER21の中の「海上での基地構築」の重要な要素となるものです。
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