ブッシュの報復戦争に加担した
護衛艦ゆうだち長崎寄港

 7月16日、長崎港の松が枝埠頭に「護衛艦ゆうだち」が接岸しました。「海の日」にあわせた海上自衛艦の広報活動のための寄港です。

 佐世保基地配備の「ゆうだち」は02年7月24日から142日間、ブッシュのアフガニスタン報復戦争に加担するためにインド洋に戦時派遣された軍艦です。帰国後、03年2月20日頃から3月末までその傷をいやすかのように長崎三菱造船所で点検・修理が行われました。

 17日、18日の午前には体験航海が行われました。乗船には事前に配布された「乗艦券」が必要で、表には「※テロ対策のため、手荷物を検査させて頂きますので、予めご了承ください」とあります。また「名前、職業、学年、住所、電話」を記入する欄があり、「※必ずご記入の上、受付にお渡しください」とあります。「広報」の行事に「名前、職業、学年、住所、電話」は必要ないはず。「テロ対策」の名を詐称した情報収集と自衛隊勧誘対象者の名簿づくりではないのか。

●一般公開に参加した大学生の感想●
 以前から私は、自衛隊の存在自体が日本国憲法に違反しているのではないかと思っていたので、今回の見学では自衛隊の現状の一端を私なりに批判的な眼で見てきた。
 船にはミサイルをはじめとする数多くの武器が備え付けてあり、それらをとても自慢気に展示してあることにとても違和感を覚えた。「護衛艦」という名前が付けられているものの、それは決して「護る」ことが目的の船ではないのだろうと感じた。配布されたパンフレットに、初代と2代目の軍艦「ゆうだち」はそれぞれ「第一次世界大戦、太平洋戦争で活躍した」と書いてある。このことからも、現在の護衛艦が戦時中の軍艦が持っていた性質を引き継いだものであることがよくわかった。

 7月16日、17日、18日の午後には艦内の一般公開が行われました。また16日、17日の晩には電飾が灯されました。(写真)


▲電飾を灯した「ゆうだち」▼昼間の風景

 海上自衛隊の艦船広報は「海の日」と7月末に多く行われているようです。佐世保地方隊以外の「海の日」の行事は次のようになっています。

●大湊地方隊 7月18日 大湊基地
  ちびっ子・ヤング大会
  体験航海と艦艇公開
  ※大湊海軍まつりが同時開催

●横須賀地方隊 7月17日 横須賀基地
  ヨコスカサマーフェスタ(ちびっ子・ヤング大会)
  体験航海と艦艇公開
  ヘリコプター・水中処分隊による訓練展示

●舞鶴地方隊 7月18日19日 富山港、七尾港(石川)
  舞鶴地方隊展示訓練
  体験航海と艦艇公開
  訓練展示
   方向転換、潜水艦浮上航行、空砲発射
   LCAC高速航行、高速ミサイル艇航行、航空機飛行

●呉地方隊 7月17日・18日・19日 小松島新港(徳島)
  小松島港まつり協賛行事
  体験航海と艦艇公開

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