5隻目の高速ミサイル艇
「うみたか」が長崎港に!

 11月15日ごろ、長崎港に「はやぶさ型」高速ミサイル艇の5番艦うみたか(828)が入港し、三菱長崎造船所に接岸しました。今年5月21日に三菱下関造船所で進水し、現在建造中です。入港目的は試運転とミサイルの発射試験などといわれています。これで、高速ミサイル艇の入港は5隻目となります。来年1月には6隻目のしらたか(829)の入港が予想されます。この2隻のうちどちらかが来年3月に、佐世保の第3ミサイル艇隊に追加配備となります。

 高速ミサイル艇には対艦ミサイル発射管4門(射程100km)の他、速射砲(写真)がそなわっていて、少し前の世代の護衛艦の攻撃能力に匹敵するものです。速射砲は直径76ミリ砲弾を1分間に10〜100発打つことが可能で、その射程は16kmにおよびます。レーダーを発射元へ直接反射させないステルス構造は、船体だけでなく速射砲にも施されています。北朝鮮の「脅威」をいたずらにあおり、ミサイル防衛や不審船対策を口実にアジア諸国を威圧する軍事政策に長崎港の軍事加担もいちだんと強まっています。

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